mugifumi日誌

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薬もインスリンもやめられた!新しい糖尿病治療

2012年02月17日 | 本と雑誌

 最近、小生が購入した本が3冊あり、そのうち16日に「世界一わかりやすい「論語」の授業」についてお伝えしましたが、今日は「薬もインシュリンもやめられた! 新しい糖尿病治療(現代書林、著者崇高クリニック荒木裕氏」の内容を「ほんのちょっとだけ!」お伝えしたいと思います。

 同書の「はじめに」は次のような書き出しで始まっています。

「糖尿病は「治らない病気」というのが常識です。治らないからこそ、これだけ増加しているのでしょう。いまや潜在的患者数は800万人ともいわれています。

 では、なぜ治らないのか。それはズバリ、糖尿病の標準的な治療法が間違っているからです。どう間違っているのか。簡単にいえば、病気ではないのに病気と勘違いした治療をして、かえって悪くしているのが、いまの糖尿病治療なのです。

 Ⅱ型糖尿病は、私は「病気ではない」といっています。血糖値が高いというのは、高血圧症や高脂血症と同じような「高血糖症という状態」だからです。これを病気と思ってとんちんかんな治療を続けても、血糖値は下がりません。

 諸悪の根源は「糖」です。人間の身体は、この「糖」というものをエネルギー源以外に利用できません。車とエアコンの現代生活に慣れきった現代人の身体なら、有り余って悪さをしでかすのが当然です。

 それなら、糖を食べるのをやめればいい。単純な話です。

 実際、当クリニックに入院して荒木メソッドによる「断糖食」を身につけた患者さんたちは、すべて血糖値を下げ、完全にコントロールに成功しています。薬はもちろん、インスリン注射もやめて、食事から糖を切るだけで、血糖値は正常に戻っていくのです。退院後も同様です。

 驚きましたか?でも、考えてみれば当たり前の話です。

 身体に余った糖は内臓脂肪となって蓄積され、インスリン抵抗性という、いま爆発的に増えている糖尿病のおおもとの原因をつくっています。この状態が実は、様々な生活習慣病の大きな原因となっているわけです。

 私は、ハーバード大学で「糖尿病」の研究をしながら、この事実に行き当たりました。そして、日本に帰国して加古川でクリニックを開業、食事から糖を切る「人体実験」を自ら1年間行って危険のないことを確認したうえで、糖尿病をはじめとする患者さんの治療に実践しています。みんな、簡単によくなっています。

 世の中では、糖尿病は治らず、悲惨な結末の末に早死に・・・・という恐ろしい面ばかり強調されています。糖尿病が恐ろしいと何度も聞かされても、空腹や禁酒のガマンは大きなストレスになり、血糖値もさして決定的に安定しなければ、またリバウンドしてしまうわけです。「治らないならガマンなんてしたくない」というのは当然でしょう。

 難しいことはありません。ただ糖をやめればいいのです。空腹を強いる必要も、禁酒も必要ありません。それだけで一般に思われているよりもずっと簡単に、血糖値は下がっていきます。

 本書の目的は、糖尿病で困っている読者の皆さんに、その「哲学」と「方法」をしっかり伝授し、本気で糖尿病を治してもらうことにあります。

 なお、本書第2~4章の終わりに、当クリニックで重い糖尿病を克服され、退院後も断糖食を実施して元気に第二の人生を歩んでおられる3人の患者さんのレポートを付しました。これは現代書林編集部の取材/執筆によるものです。

著者」

 となっています。

 少々長い文章ですが、著者が実践している糖尿病治療の考え方が端的に表れていると思います。

 本文を読みますと、問題の「糖」のことを「毒」といっているのですから、過激ですね。

 でも、身体と食べ物の仕組みがわからない小生でも「そうだよね!」と納得できるのです。

 小生も最近、掛かり付けのお医者さんから「糖尿病だ」と宣告されて「10キロの体重減」と定期的な「血糖値検査」をするようにいわれています。

 空腹時血糖が104とか105くらいで、ヘモグロビンA1Cが5.5くらいでしたから、治療を必要とするレベルではないという話ですが、食後の血糖値が160でしたので心配になっていました。

 小生も糖分が大好きで酒はともかく、ご飯、うどん、スパゲティなどなどをよく食べています。特に、うどんは大好物で「大盛り」を平気で食べていました。

 ところで、この本を読んでから、小生などは身体が糖分に浸っているようですから「もっと肉や魚」を食べて「ご飯やうどん」を減らしたいと思ったのです。

 そこで、運動とともに糖を意識した食事を始めたのですが、この本では米や麦などの主食となる糖分以外にジャガイモ、トマト、ナス、キュウリなど畑でとれる野菜類も「ダメ」だといってます。簡単にいえば、糖尿病の人は、野菜や果物など植物性の食べ物は食べてはいけないようです。

 小生の掛かり付けの先生も「砂糖は食べない方がいい、」というようなことを言ってましたが、「野菜や果物(この本では糖がたっぷり)を食べてはいけない」とは言ってませんでした。

 それにしても、刺激的な本ですが、読んでみる価値は十分あると思います。

 ところで、この本を読んで食事で糖を減らすのか?という」声が聞こえそうですが、難しいでしょうね。二人ともご飯やうどんの量を減らすことには同感ですが、「身体に良い」と信じている野菜や果物をやめることはなさそうです。

 当面は運動や減糖に取り組んで「体脂肪と血糖値の低下をめざしたいな!」と思っています。

 今日は、糖尿病についてお伝えしました。


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