mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

般若心経の本(No.2)

2016年03月12日 | 本と雑誌
 久しぶりに天気が良いものですから、先ほど、我が家の庭を眺めていましたら、バラやブルーべりなどの芽が膨らんでいる様子が目に飛び込んできました。
 また、かみさんが育てているサクラソウなども花をつけて「こちらですよ!」と手招きしているようです。
 そこで、こういう素朴な草花の様子をカメラに収めたいとシャッターを切ってきました。

 さて、先日、お伝えした般若心経の話ですが、なぜ、小生がこの本(超訳 般若心経”すべて”の悩みが小さく見えてくる、境野 勝悟著 三笠書房)を気にいったのかといいますと、「1章の「こだわらない」-そして、自由になる」の「1 観 価値観のはかなさを注視せよ」の文章が頭に容易に入ってきたからです。
 その文章は、次のようです。

 ◎「正しいか」「正しくないか」にとらわれない 

 毎日、毎日、絶え間なく、さまざまなものを見て、きいて、学んで、頭の中の記憶の量が、いやというほど、増加する。うんざりするほど・・・・。
 大量の記憶の川に、ぐんぐん流されていくうちに、いつしか、自分本位の考え方や価値観がすっかり身について、誰もが、頑固に、それを守ろうとする。
 「オレは、これが正しいと思う。お前の考えは、絶対に間違っているぞ。」
 「冗談言わないでよ。あんたの考え方の方が、よっぽど狂っているわ」
 記憶力の強い人ほど、自分の考えを脇に押しやって、他人の意見を、受け入れることができない。よく考えると、自分の考えたことは、みな、世間や他人という外部からのなんらかの働きかけでできあがった、夢まぼろしである。単に、自分の記憶に残っているだけのもので、実体はない。みんな仮のものである。
 時に、人間が命がけで固執する考えや価値観のむなしさを注視せよ。そのはかなさを「観」破れ!たかが「正しい」「正しくない」という考え方が違っているだけで世間の悲惨な姿を、「観」破れ!

 というものですが、自分の職業人生や家庭生活を顧みながら素直に読んでみますと、「なるほどな!」とうなずけるものです。
 それだけ、人間は自分の考えや価値観にこだわらないと生きていけないのかもしれませんね。
 その代表的な例がキリスト教、イスラム教などの宗教にあるのではないか?、だから、世界各地で起こっているテロなどの紛争が収まらないではないかと思うのでが、この本の般若心経も仏教という宗教の教えでしたね。

 などと相変わらず小生は、おかしなこと言ってますが、この本は、人生の指針の一つとして読んでみても面白いものと感じました。


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