mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

冊子EURASIA(ユーラシア旅行社)9月号の特集「壁画は語る」を読んで

2015年08月21日 | 本と雑誌
 昨日、そして、今日と2日間にわたって畑に行ってきました。
 畑には、ナスやキュウリ、ピーナッツなどを植えてあるのですが、これらの野菜がどこにあるのか?わからないくらい草が茂っていました。しばらく畑に行っていないものですから、作物がどうなっているのかや草の生え具合などがとても気にはなっていたのですが、暑さに耐えきれず?放っておいたのです。
 また、草に隠れた野菜ですが、キュウリは、巨大化してぶら下がっていて、ナスは雨が降らないことが原因でしょうか?艶のないものがいくつもぶら下がっていました。
 それにしても、涼しくなったとはいえ、除草作業は疲れます。昨日が2時間、今日が1時間ぐらいの作業でしたが、二人とも汗びっしょりの悪戦苦闘でした。
 毎年のことですから慣れている?そうですが、年を取ってきたためか厳しくなってきたように感じます。
 でも、この作業をしませんと、これから植え付ける白菜や大根、ラッキョウ、玉ねぎ、にんにくといった野菜を植えることができません。
 「野菜は買ったほうが安い?」とも思うのですが、無農薬のことを考えるともう少し自分で作ろうと考えてしまいます。

 さて、最近、川内原発が再稼働しましたが、地震や噴火といった大きな自然災害に十分対処できるのでしょうか?
 また、地球温暖化の影響でしょうか?大型の台風が発生したり、熱帯のような気候が続いたりするなど地球の環境が大きく変化しているように感じてしまいます。何しろ、小生が住んでいる関東地方でも甘いミカンがなるのですから驚きです。

 などというような不安な政治情勢や社会事象のことを考えていますと「海外旅行」どころではないはずですが、好きなものはやめられないものですね。
 ユーラシア旅行社から送られてきた冊子9月号に特集として「壁画は語る」がありました。
 その内容は、4つあり、一つ目が「ポンペイレッドの秘密(イタリア)」、二つ目が「モルドビアンブルーの壁画(ルーマニア)」、三つ目が「キジル千仏洞(中国)、4つ目が「岩絵からアートへ(オーストラリア)」となっています。
 このうち、小生が旅したところは一つ目と二つ目ですが、記事に登場する場所を訪れたのはルーマニアのスチェビツァ修道院でした。
 そこで、ルーマニアの修道院について記事にしたいところですが、西暦79年にベスビオ火山の噴火で町が火山灰に埋もれたポンペイの記事が気になってしまいました。

 ポンペイはナポリ近郊の町ですから、南イタリアへのツアー旅行では必ずと言ってもいいくらい訪問する場所で小生も「学校で勉強した町に自分が来ているんだ!」と感激したことを思い出します。
 でも、ユーラシアの記事にあった赤い壁画の場所「秘儀荘」は訪問しなったのです。なぜ、訪問しなったのか?わかりませんが、残念でなりません。
 ユーラシアの記事を読みますと、「この都市遺跡(ポンペイ)では、2013年から修復作業が開始され、今年3月に遺跡群の一つである秘儀荘の修復が完了した。」とありますので、小生が訪問した時には、見学できなかったということでしょうか?
 その秘儀荘ですが、「遺跡の外れにある邸宅で、ディオニソスの秘儀への入信様子を描いた壁画だ」ということです。そして「18世紀以降、ポンペイ遺跡の発掘が進み、この壁画存在が明らかになると、その保存状態の良さに世界中の人々が驚嘆した。」そうです。
 なぜ、保存状態が良かったのか?ですが、「隙間なく町を埋め尽くした火山灰には、乾燥剤に似た成分が含まれ湿気を吸収したため、鮮やかな色彩が保たれたという。今回の修復作業でも、絵画そのものはほとんど手が加えられていないという。」と説明しています。
 
 そして、その赤のすばらしさを次のように説明しています。
 「「西暦79年といえば日本の弥生時代、この時代の人々は、なんと素晴らしい色彩感覚を持っていたのだろう。」この壁画を目の前にした多くの人は、こう思うだろう。この壁画の背景に使用されている限りなく朱色に近い鮮やかな赤は、その美しさからポンペイレッドと呼ばれるようなった。」

 さらに、その赤の説明が続くのですが、省略します。

 小生がこうして秘儀荘のことを記事にしたのは、自分が見られなったという悔しやと、「時を超え、その赤は生み出された」という副題がついた写真があまりにも美しかったからです。

 今日の巻頭写真は、そのポンペイにします。


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