mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ザルツカンマーグート

2009年08月25日 | 旅行記

 皆さんは、タイトルのザルツカンマーグートという言葉を聞いたことがありますか?

 「オーストリアの地方のことだろう!」という声が聞こえそうですね。

 その通りですが、ここがあまりにも綺麗だったものですから、HPにプラスして紹介します。

 ザルツカンマーグートは、ザルツブルグ市街から約1時間の距離にあり、美しい緑の山々と70以上の湖、そして、産業として古くから「岩塩」があり、ヨーロッパには珍しい温泉もあり、皇室の保養地としての役割も持っているところです。

 ここには、風光明媚な自然と紀元前8世紀ころから栄えたケルト文明(鉄器文明)の地としても有名な「ハルシュタット」や、シャーフベルク登山鉄道がある「ザンクト・ヴォルフガング」、フランツ・ヨーゼフ1世の別荘がある「バード・イシュル」などがあります。

 また、陶器で有名な「グムンデン」、モーツアルトの聖母が生まれ、姉が結婚生活を送ったとされる自然に溢れる街「ザンクト・ギルゲン」があり、ザルツカンマーグート地区は、是非、訪れたい場所です。

 このうち、私達が訪問したのは、前段で紹介したハルシュタットなどですが、「道の右側のハルシュタット湖に導かれるように歩いた」この街は、忘れられない美しさでした。

 先ほど、紹介しましたが、ここは、岩塩とケルト文明、そして、美しい光景から1997年に世界遺産に登録されています。

 街の中心地であるマルクト広場の手前から「今、歩いてきた道」を眺めれば、そこは、海外旅行のポスターに使われている構図の眺めとなっています。

 もちろん、、その美しさは格別です。

 そして、ここで、面白い?のがマルクト広場の近くにあるカトリック教会ではなく、教会の墓地の後方にある「バインハウス」と呼ばれる納骨堂です。

 狭い土地の有効活用策としてこのような納骨堂を作ったようで、小生も骸骨を見てきましたが、あまり気持ちの良いものではありませんでした。

 次に、バード・イシュルですが、ここがどんな街なのか帰国するまで知りませんでした。

 知らない人間の感想としては、宿泊したホテルのそばに綺麗な川が流れ、その両側を人々が散策しており、また、大きな公園のようなところには、色とりどりの草花が咲き乱れ、その中央に自然と調和した大きな建物が建っていましたので、「なんと美しい、素晴らしい街なんだ!」と思ったものです。

 そして、私達も街を勝手に散歩したのですが、ピンクの大きな教会とそこを歩くあどけない少女の姿を未だに思い出します。

 でも、ここにはフランツ・ヨーゼフ1世が毎年、夏を過ごしたという別荘「カイザー・ヴィラ」があったのです。

 内部が一般公開されているそうですから、是非、見ておきたかったですね。

 今日は、オーストリアのザルツカンマーグートについてお伝えしました。