ドナウ川は、ドイツからオーストリア、ハンガリー、ルーマニアを経て黒海へ注ぐ約3,000キロの大河です。
ドナウ川といいますと、「美しき青きドナウ」を思いおこす方もいらっしゃると思いますが、私達が旅した「オーストリア大周遊」では、この雄大なドナウを船で楽しんだのです。
でも、残念ながら美しき青きドナウではなかったな!
「青き」と言うより「どんより」色のドナウという感じでしょうか?
「どんより」が理解できない?
そうですね、「土色で青色がどんより霞んでいる」とい言ったら良いのでしょうか?
話しを戻しまして、このオーストリアでの船旅、ドナウ川クルーズは、「メルク」「デュルンシュタイン」「クレムス」を結ぶコースで、ブドウ畑と古城が連なる風光明媚な「ヴァッハウ渓谷」と呼んでいる場所を巡っています。
船に乗る場所は、「メルク」ですが、ここには、オーストリア有数のバロック建築であるベネディクト派大修道院、通称、メルク修道院があります。
メルク修道院の詳細につきましては、小生の「mugifumu夫婦の海外旅行」をご覧いただきたいと思いますが、黄色と白を基調とした壮大な建物に旅行者は圧倒されるばかりです。
ドナウ川クルーズの船上からは、この壮麗な建物が輝くように川と渾然一体となっており、その様子は、まさに「一幅の絵」という感じでありました。
さて、船に乗ってしばらく行きますと、川の両岸には、お城(アックシュタイン城、シューンビュール城など)や小さな街並み(ヴィレンドルフなど)が見えてきますが、今から思うと、ドナウよりラインのほうが古城が多いなど変化に富んでいて楽しかったような気がします。
でも、私達が船から下りて昼食をいただいた街、「デュルンシュタイン」は、印象深い街でした。
メルクからデュルンシュタインまでは約1時間10分で着きますが、デュルンシュタインの船着き場では、白と青が印象的な聖堂参事会員修道院が待っていました。
デュルンシュタインの見所は「この修道院だ!」と思ったのですが、そうではありませんでした。
ここ以外に小生が「いいな!」と感動したものが二つありました。
その内容につきましては、次回に報告したいと思います。