うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

2018年エクリプス賞

2019-02-05 22:49:32 | 競馬日記
2018年エクリプス賞が発表されています(記事)。

年度代表馬はJustify。6戦無敗の3冠馬です。惜しむらくは古馬との対決前に引退してしまったこと。十分に強い馬だと思っていたのですが、古馬との対決でそれを証明することはできませんでした。GI勝利は3冠戦とサンタアニタダービー。
この部門は古馬のAccelerateとの一騎打ちだったのですが、票は191対54でJustifyの圧勝でした。AccelerateはオークロンH(GII)でCity of Lightに不覚を取った以外は完璧で、BCクラシックを含む7戦6勝(うちGI5勝)でした(ちなみに引退レースとなった今年のペガサスWCでもCity of Lightの3着に敗れています)。

最優秀2歳牡馬は247票でGame Winner。4戦無敗、BCジュヴェナイルを含むGI3勝で、順当に受賞です。

最優秀2歳牝馬は214でJaywalk。5戦4勝2着1回、BCジュヴェナイルフィリーズを含むGI2勝。BCジュヴェナイルフィリーズターフのNewspaperofrecordも31票獲得しています。

最優秀3歳牡馬はJustifyが満票の249票で受賞。

最優秀3歳牝馬は247票でMonomoy Girl。7戦6勝。コティリオンSでは1位入線から2着に降着になってしまいましたが、BCディスタフも制し、ほぼ完ぺきなシーズンでした。

最優秀ダート古牡馬(2015年に最優秀古牡馬からこの名前に改められたそう)は245票でAccelerate。

最優秀ダート古牝馬は前年の最優秀牝スプリンターUnique Bella。4戦3勝2着1回、GI2勝です。3歳馬Monomoy GirlにBCディスタフを持っていかれる年でしたので票は少し割れ、182票での受賞です。次点は34票で前年の最優秀3歳牝馬Abel Tasmanで、こちらもGI2勝(5戦2勝)でした。

最優秀牡スプリンターは234票でRoy H。前年と同じくサンタアニタスプリントCSとBCスプリントを連勝し、2年連続で受賞です。

最優秀牝スプリンターは票が真っ二つに割れましたが、136票でBCフィリー&メアスプリントShamrock Roseが受賞。次点は113票でバレリーナSを勝ったMarley's Freedom。どちらもGI1勝ずつで、大一番BCで直接対決し、Shamrock Roseが勝っていますからね。

最優秀芝牡馬は大混戦でした。BCターフスプリントを連覇したStormy Liberalが85票で受賞しましたが、BCマイルを勝ったマイケル・スタウト厩舎のExpert Eyeが66票、ソードダンサーSのGlorious Empireが43票、ベルモントダービー(とダートのトラヴァーズS)を勝ったCatholic Boyが14票、ガルフストリームパークターフSとメイカーズ46マイルCを勝ったHeart to Heartが12票で、10票以上はここまで。全体では12頭の馬に票が入るという。芝のGI勝利数ではHeart to Heartなのですが、BC優先なんでしょうね。

最優秀芝牝馬も票が真っ二つ。BCフィリー&メアターフを含むGI4勝のSistercharlieが130票で受賞、同一年凱旋門賞・BCターフ制覇を成し遂げたEnableが119票。普通の年なら文句なしでSistercharlieなんですけど、歴史的名牝Enableも捨てがたく。

最優秀障害馬は176票でZanjabeelでした。障害レースはよくわからないのですが、配合はDanzig 3 X 4系列ぐるみ主導で、なかなか見所がありますね。