うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ヴィンターファヴォリテン賞

2013-10-16 01:37:13 | 競馬日記
Anilinと言えば、ソ連最強馬でSea Birdが勝った凱旋門賞に出走していたこと(5着)で知られていますが、当時の共産圏の話ですし、今のパートI国の重賞勝ち馬の血統表にAnilinの名前が出てくることはほとんどない(私の記憶にはない)ですから、あまりなじみがありませんでした。

ドイツの2歳GIIIヴィンターファヴォリテン賞をShirocco産駒Born To Runという馬が勝ったのですが、母内にAnilinの名前が出てきますね。母は父母ともに東ドイツ出身で、血統表を開けば、東ドイツ、ロシア以外に、ハンガリー、ポーランド、オーストリアと言ったマニアックなところ出身の馬が出てきます。まだまだ凄い血統の馬はいるものですね。
母は普通のドイツ血統も持つのですが、こういった状態ですので、Born To Runは異系交配気味の配合になっています。そして、若干、母の方が世代が古く、Nasrullah、Oleander、Arjamanによって、DDRダービー、DDRセントレジャー、DDR大賞典などを勝った東ドイツの名競走馬Tauchsportを強調する形になっています。なかなか個性的でいいですね。

種牡馬入りできるくらいまで活躍してくれれば楽しいですね。