うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

何はともあれオルフェーヴル

2011-12-26 00:30:46 | 競馬日記
オルフェーヴル快勝。スローペースを最後方から外をまくり気味に追い込みました。気持ちがいい勝利ですね。さすが3冠馬。
JC5着のウインバリアシオンに2戦連続で軽く0.4秒差付けていたことを考えれば、ここでも通用すると見て良かったです。予定通りですね。
ディープインパクトは菊花賞がピークだった上にハーツクライにレースをコントロールされて敗れましたが、オルフェーヴルは余力十分であるとともに今までもまれてきた経験もあって、取りこぼすことはありませんでした。戦前の馬だったセントライト以外の三冠馬は全てGI級を4勝以上しており、オルフェーヴルはこれで義務を果たしました。

オルフェーヴルは中山、東京、京都の中央3場でGI、阪神で重賞を勝っています。
最近の強い馬はコースを選ぶことが多く、ブエナビスタウオッカは中山未勝利でGI勝利は阪神外回りと東京の長い直線向き、ドリームジャーニーは京都、東京未勝利の小回り向き。
小回りの代名詞中山、長い直線の代名詞東京を含む中央3場でGIを勝った馬は先輩三冠馬ディープインパクト、その1年上の皐月賞馬ダイワメジャー、1年下の2冠馬メイショウサムソンまでさかのぼらなければならないのではないでしょうか。ダイワスカーレットは1回だけ走った東京でウオッカにハナ差で破れ、東京をのぞく3場でGIを勝っています。アパパネは中山をのぞく3場で勝っていますが、中山を走ったことはなく、またGIとなると中山で走れるのは有馬記念だけなので、普通は牝馬にとっては酷ですね。

内枠を引かなければ勝ち目がない中山マイルのような極端な条件は問題があると思うのですが、いろんなコースがあるおかげでいろんなタイプの馬が活躍でき、それ故いろんなコースをこなす万能の馬には特別な価値があるように思います。