うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

メジロ牧場解散

2011-04-26 23:09:36 | 競馬日記
とうとうメジロ牧場が解散するようです(記事)。

大レース勝ち馬を輩出して一時代を築いたメジロ牧場ですが、近年は全く駄目で重賞勝利は2006年のメジロマイヤーによる小倉大賞典(GIII)までさかのぼらなければなりません。リーディングブリーダーの順位でも近年は下位に低迷しています。
メジロが頂点を迎えたのは1987年生のメジロライアンメジロマックイーン(生産牧場は吉田堅牧場)、メジロパーマーの3頭の活躍でしょう。3歳(旧4歳)の春からクラシックを期待されたメジロライアン、そのライアンが取りこぼし続けたクラシックを最終戦でかっさらったメジロマックイーン。マックイーンは天皇賞3代制覇を成し遂げました。宝塚記念ではライアンとマックイーンの一騎打ちになり、鞍上ノリちゃんの気迫がライアンに勝利をもたらしました。この2頭が戦線離脱したのを埋めるように障害帰りのメジロパーマーが春秋グランプリを制しました。3頭とも父内国産馬でそれぞれキャラの立った個性派でした。その後一時的に低迷しましたがライアンの初年度産駒メジロブライトメジロドーベルが活躍し、過去の栄光を取り戻したかのように見えました。

奇しくも天皇賞春を前にJRAのCMでは「絶対の強さは、時に人を退屈させる」というコピーでメジロマックイーンの天皇賞春の映像が流れています。また、先日、メジロマックイーンを母父に持つオルフェーヴルがメジロが結局勝つことが出来なかった牡馬の春のクラシックを制しました。
メジロ牧場はなくなってもドリームジャーニー、オルフェーヴルがメジロの血を広めてくれるでしょう。