うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

2010 World Thoroughbred Rankings

2011-01-13 19:34:17 | 競馬日記
2010 World Thoroughbred Rankingsが発表されましたね(ランキング)。

全体のトップはKジョージでの圧勝で135という数値を得たHarbinger。このレースでは衝撃的なパフォーマンスを見せましたが、あっさり故障で引退してしまい、実際にどれだけ強かったのかは謎なままですね。社台によって種牡馬として導入されることになりました。
日本馬のトップは凱旋門賞2着のナカヤマフェスタで127。1999年にエルコンドルパサーが得た134には及びませんが、2006年のディープインパクトに並ぶ高い数値で、歴代2位タイです。エルコンドルパサーと同じ凱旋門賞2着でディープインパクトに並ぶ歴代2位タイのレーティング、と書くとナカヤマフェスタが年度代表馬じゃないのは不思議に思えてきますね。
ブエナビスタは121。4歳以上牝馬の芝Intermediate、Long部門でMiddayに並ぶ首位タイです。また、これは日本で調教された牝馬の最高値です(ただしセックスアローワンスを考慮してもナカヤマフェスタには及ばず)。欧州とアメリカの名牝Goldikova、Zenyattaはともに125で、昨年よりは控えめな数値になっています。が、セックスアローワンスを4ポンドとすればBlameに並ぶ2位タイになります。

115ポンド以上を得た馬の頭数は全部で329頭。うち日本調教馬は30頭。今年もフランスに及ばず5番目でした(米、英、豪、仏、日、香港、愛、UAE、南ア、独、伊=新、星、チェコ=サウジの順)。躍進を見せたのは香港。2005年から見ると3頭→2頭→0頭→13頭→15頭→19頭と一気に増え、とうとうアイルランドを上回る6番目に浮上しました。香港国際競走の充実ぶりはよく耳にしますし、今年はウルトラファンタジーがスプリンターズS、グリーンバーディーがクリスフライヤーインターナショナルスプリント、Joy And Funがアルクォズスプリント(GIII)を勝ち、国外のレースでの実績もありました(日本調教馬は凱旋門賞2着がありますが、勝利はレッドディザイアのマクトゥームチャレンジR3(GII)のみ)。日本に追いついてくるかもしれません。