有馬記念は大接戦でしたね。外から猛然と襲いかかるブエナビスタ、内で粘るヴィクトワールピサ。勢いは完全に外でしたが、内の馬がギリギリ残していました。
天皇賞秋を見てブエナビスタはずば抜けて強い、秋の3つを持って行かれると思ったのですが、JCでは致命的な不利を受けたローズキングダムとフランス帰りでローテーションに難があったヴィクトワールピサに1馬身3/4しか着差を付けられず、強いのは間違いないが抜けているわけじゃないんだと思い直しました(この3歳馬2頭に1馬身3/4しか着差を付けられなかったのに、ずば抜けて強いことを証明した、って風潮だったのが意外でした)。加えてブエナビスタは小回りが苦手という明確な弱点があり(昨年の札幌記念、秋華賞、有馬記念、今年の宝塚記念を負けている)、今年の有馬記念も死角十分と思いながらレースを観戦しました。
勝ったヴィクトワールピサは小回り中山向きの器用さがあり、スローペースを見越して早めに前に押し上げ、そのまま粘り込みました。馬の特性、枠の利、レースの展開を利用した見事な競馬でした。鞍上は父にも乗ったミルコ。朝日杯に続き2週連続GI制覇です。朝日杯では過怠金10万円を払わされるラフな競馬にはなってしまいましたが、どちらも勝負師と呼んでいい騎乗だったと思います。一方のブエナビスタは前の方に行った馬が残る展開の中、1頭だけすごい脚で追い込んできたがわずかに届かず。こうやって負けるんだろうなというパターンの一つでした。相当に強いところを見せましたが、これが競馬。結果を見れば、やっぱり小回りを克服できなかったか、ということになります。ツキがあれば2cmぐらいの差はひっくり返せたかもしれませんが、この馬にはツキはないですね。
ラジオNIKKEI杯はディープインパクト産駒ダノンバラードが勝ちました。先日、ディープインパクトについて書いたときにこの馬のことをすっかり忘れていました。ディープインパクト産駒の重賞初勝利であり、2歳戦のうちに一つ重賞を勝てたのは父にとって非常に大きいでしょう。ダノンシャンティとは祖父が同じ、祖母が全姉妹であり、近い血統構成になります。このレース、スミヨンはブエナビスタと全く同じノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有、松田博厩舎所属のユニバーサルバンクの騎乗し、直線で右往左往したあげく前の馬に突っ込むという大失態を演じました。騎手がこれではブエナビスタにツキは回ってこないですね。
障害レースはよく分からないのですが、中山大障害を勝った馬の血統を見てびっくり。シルクジャスティス産駒とは。現在中央にいる恐らく唯一のシルクジャスティス産駒バシケーン。賞金額が世界最高のジャンプレースを仕留める金星を挙げました(記事)。
天皇賞秋を見てブエナビスタはずば抜けて強い、秋の3つを持って行かれると思ったのですが、JCでは致命的な不利を受けたローズキングダムとフランス帰りでローテーションに難があったヴィクトワールピサに1馬身3/4しか着差を付けられず、強いのは間違いないが抜けているわけじゃないんだと思い直しました(この3歳馬2頭に1馬身3/4しか着差を付けられなかったのに、ずば抜けて強いことを証明した、って風潮だったのが意外でした)。加えてブエナビスタは小回りが苦手という明確な弱点があり(昨年の札幌記念、秋華賞、有馬記念、今年の宝塚記念を負けている)、今年の有馬記念も死角十分と思いながらレースを観戦しました。
勝ったヴィクトワールピサは小回り中山向きの器用さがあり、スローペースを見越して早めに前に押し上げ、そのまま粘り込みました。馬の特性、枠の利、レースの展開を利用した見事な競馬でした。鞍上は父にも乗ったミルコ。朝日杯に続き2週連続GI制覇です。朝日杯では過怠金10万円を払わされるラフな競馬にはなってしまいましたが、どちらも勝負師と呼んでいい騎乗だったと思います。一方のブエナビスタは前の方に行った馬が残る展開の中、1頭だけすごい脚で追い込んできたがわずかに届かず。こうやって負けるんだろうなというパターンの一つでした。相当に強いところを見せましたが、これが競馬。結果を見れば、やっぱり小回りを克服できなかったか、ということになります。ツキがあれば2cmぐらいの差はひっくり返せたかもしれませんが、この馬にはツキはないですね。
ラジオNIKKEI杯はディープインパクト産駒ダノンバラードが勝ちました。先日、ディープインパクトについて書いたときにこの馬のことをすっかり忘れていました。ディープインパクト産駒の重賞初勝利であり、2歳戦のうちに一つ重賞を勝てたのは父にとって非常に大きいでしょう。ダノンシャンティとは祖父が同じ、祖母が全姉妹であり、近い血統構成になります。このレース、スミヨンはブエナビスタと全く同じノーザンファーム生産、サンデーレーシング所有、松田博厩舎所属のユニバーサルバンクの騎乗し、直線で右往左往したあげく前の馬に突っ込むという大失態を演じました。騎手がこれではブエナビスタにツキは回ってこないですね。
障害レースはよく分からないのですが、中山大障害を勝った馬の血統を見てびっくり。シルクジャスティス産駒とは。現在中央にいる恐らく唯一のシルクジャスティス産駒バシケーン。賞金額が世界最高のジャンプレースを仕留める金星を挙げました(記事)。