うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

愛1000/2000ギニーなど

2010-05-24 20:30:09 | 競馬日記
愛2000ギニーは2000ギニー3着からここに向かって1番人気を背負ったCanford Cliffsが勝ちました。
父はTagula。2歳GIモルニー賞の勝ち馬で、地味ながら本馬以外に3頭の重賞勝ち馬を出しています。その父TaufanはミルリーフS(GII)で2着に入ったのが唯一の重賞での活躍で、種牡馬としてはTagula以外にコーフィールドC勝ち馬Taufan's Melodyを出しました。Taufan's Melodyはセン馬ですので、Tagulaがこのラインを継ぐ一番手になります。Taufanの父はStop the Music。シャンペンSでSecretariatの降着により勝利を手にしました。その後、GIを勝つことはありませんでしたが、Foregoに先着することがあったり、同期の名馬2頭を相手に健闘しました(1970年のアメリカは大豊作で、DahliaAllez FranceDesert VixenMr. Prospectorも生まれました)。Halo、Roberto以外のHail to Reason系として3歳牡馬チャンピオンTemperence Hillを出したり、種牡馬としても健闘したと言っていいでしょう。日本では西山牧場のニシノエトランゼが競走生活、種牡馬生活を送りました。Temperence Hillの代表産駒テンパレートシルは日本に輸入されたものの成功しませんでした。
細いラインになっていますが、もう一代繋がりそうです。

愛1000ギニーは前走、デリンズタウンスタッド1000ギニートライアル(GIII)を勝ったBethrahが勝ちました。母がサンタラリ賞のレーヴドスカーの全妹。父MarjuはCanford Cliffsの母父ですね。

仏3歳GIサンタラリ賞は審議対象となったもののアガカーン殿下のSarafinaが勝ちました。2着DeluxeはHasiliの仔ですね。Sarafinaは父Refuse to Bend×母父Darshaanで、アガカーン殿下にしては珍しくSadler's Wells系×Darshaanのニックスを使っています。祖母父もSadler's Wellsと相性のいいTop Ville。2000ギニー馬Refuse to Bendにとって本馬が初のGI勝ち馬になります。

イスパーン賞にGoldikovaが登場しました。そして着差は半馬身ながら、余裕を持ってGI8勝目を挙げました。しかもレコード。次はロイヤルアスコットのクイーンアンSとのこと。

日本のオークスでは雨中の激戦の末、アパパネサンテミリオンが同着でした。JRAはGIでは1着同着にしないものと思っていたので意外な結果でした。ウェブサイト上の決勝写真を見るとなんとなくサンテミリオンの鼻の方が出ていそうに見えてしまうのですが。ルールに従って公正に裁定をしているはずで、同着でもいいと思うのですが、過去の結果との整合性はちゃんと取れているんでしょうね。ハクシヨウVSメジロオーの決勝写真を見てみたいです。