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うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

西恵利香「LAST SUMMER DRESS」at 川崎ラ チッタデッラ

2018-09-19 01:21:38 | 音楽
西恵利香「LAST SUMMER DRESS」at 川崎ラ チッタデッラ

9月15日に川崎ラ チッタデッラで開催された西恵利香フリーライブ「LAST SUMMER DRESS」に行ってまいりました。

屋外でのライブ。天気予報がかなり微妙で、開始時間の15時までに上がるかどうかギリギリな感じだったのですが、上がると信じて開催という情報が朝10時くらいに出たので、行きました。

川崎ラ チッタデッラ

ラ チッタデッラで建物配置を見るとMAGGIOREというのが。「大きい」という意味でつけたらしいですが、私のように訓練された競馬ファンにとってはマッジョーレ湖(Lago Maggiore)ですよね。もちろんドルメロの魔術師、フェデリコ・テシオのドルメロ牧場のあったところです。ドルメロ牧場の所在地については昔ちょっと調べたことがあります(ブログ)。もう一度、調べてみると、モンテローザ通からラゴニ通に入って駐車場に車を停めて、と書かれているのを見つけました(記事)。その駐車場はここでしょうかね(マップ)。その南にCucchettaというのもあり、大きくは間違ってないようです。結局、以前調べたのとそうかわらない場所が出てきて、だいたいこの辺にあったのは確かだろうと思います。で、地図をよく見ると、ドルメロ牧場と書かれた場所があるじゃないですか(マップ)! ストリートビューでもゲートにテシオのクロスマークが見えます。先ほどのは分場で、こっちが本場ということっぽいですね。以前は地図上に「ドルメロ牧場」はなかったのですが、調べ直してみるものですね。
MAGGIOREの上にPICCOLOという建物もあるらしいですね。Piccoloと言えば競馬ファン的にはウォーニング産駒のスプリンターをまず思い出しそうですが、フェデリコ・テシオと合わせて考えれば幼名Il PiccoloことRibotが容易に連想できます。なるほどな、と納得しました。
おそらくラ チッタデッラを考えた人にコアな競馬ファンがいたんでしょうね(考えすぎ)。

などと考えながら、サクラホクトオーばりに天気を気にしながら時間まで待ちました。
私は14時過ぎに現地に着いたのですが、そのときはまだ楽器の上にテントを張ってありました。

ライブ会場、噴水広場

が、しばらくすると雨は上がり、無事、テントを撤去して開催できました。本当に良かった。

メンバーは以下の通り。
ボーカル&シンセサイザー:西恵利香
キーボード:井上惇志(showmore)
ギター:一戸祐介
ベース:ドラ内山(ビーチ・バージョン、ふたりの文学)
ドラム:ヤジマタクヤ(ビーチ・バージョン)

ドラムのヤジマタクヤさんがお初になります。
全体的にロック色が強かったアレンジだったのでしょうか。もしかしたら全体的にではなかったのかもしれませんが、「DAY」のアレンジの印象がものすごく強かったです。
その「DAY」では、途中、ギアを入れなおして、Roses(ガンズじゃない方)のElephant Stone風のリズムのドラム(そんなに音楽に詳しくないのでもっと違うルーツがあるのか知りませんが、私、Stone Rosesは大好きなので、おっ、何か来た!みたいな)の先導で走り出すんですが、すっごくロックで、こんな感じでもできるんだなと感心しました。



「DAY」は余白の部分が多いので、ライブでやる際にはアレンジし甲斐があるというか、いろいろな形に化けそうというか、面白い曲なんですよね。「DAY」以外でも形態・メンバーによってアレンジが変わるんでしょうが、そういう西恵利香自身の音楽性が面白いなあといつも思います。
そういえば、BBB小出氏と南波一海氏が「DAY」を取り上げています(記事)。

アンコールはちょっとびっくりしましたね。新曲で、しかも筑田浩志氏とのタッグ。アルバム「LISTEN UP」以来とのこと。

西恵利香「LISTEN UP」

実は「LISTEN UP」もちょっと前に入手しているんですが、これもいいアルバムなんですよね。でも、いろいろな人と接し、えりす自身も成長する中で、プロデュースされるのではなく自分の思うことを、みたいな変化があったとしても、まあ理解できるわけで。現在、この時期の曲はライブでは封印状態(私は聴いたことがない)なのですが、ずっと封印するには勿体ない曲もあるので、再タッグもあったことだし、そのうち解禁されるといいなと思います。

天気がこんな感じだったし、えりすに一時ネガティブ期があったらしく集客心配みたいなツイートがあったりで、どうなんだろうなと思いましたが、ちゃんと人が来ましたね。女性客はちょっとずつ増えつつあるような感じです。えりす自身も女性客にも増えてほしいということをよく言うのですが、男女比半々くらいまでなら楽勝な内容をやっていると思うので、あとは実際に来てもらうだけなんですよね。半々まで女性客が増えれば集客力は倍増ということで、何かいい方法はないかなと思います。女性ファッション誌に進出とかできないですかね。美人だし可愛いし。枠争いが激戦なんでしょうか。

フリーライブということで、その場で足を止めて聴いてくれた人もいましたね。そういえば、私がえりすを最初に見たのはたまたま遭遇した何年も前のAeLL.のフリーライブでした(ブログ)。それからかなりの時間を置くことになりますが、ライブ会場に足を運ぶようになるんだからフリーライブ侮れないです。実際に見た印象というのはすごく強いもので、印象が良かった人たちに関しては、その場でがっつりファンになることもあるでしょうし、そこまでいかなくても、ちょっと見たけど良かったよみたいな話にもなるし、たまに思い出して元気に活動してるかなみたいな感じにもなりますよね。いいライブだったので、どんどんファンが増えるといいなと思います。やっぱりいいシンガーですよ。そして確かにいいシンガーなのですが、バンド形式のライブでは、アレンジとか、サポートメンバーが生き生きと音を出しているかとか、そういう楽しさがあって、そういうのもフロントマンとしての西恵利香の性質なのだろうと思っています。

MAGGIOREのおかげでかなり競馬方面に脱線してしまいましたが(西恵利香フリーライブに行ったおかげで、長年、気になっていたドルメロ牧場の場所を確定させることができましたが)、以上、レポートでした。

Ash「Islands」

2018-07-21 00:06:11 | 音楽


ファーストフルアルバム「1977」から数えて22年。当時10代だったメンバーもすでに40を超え、キャリア的にも年齢的にもベテランバンドとなったが、なぜいつまでもみずみずしいのか、若かった頃と同じようなことができるのか。一つには、自分たちがやっていることに飽きていないんだろうと思う。これだけやってきてこのアルバムを出せるAsh。本当に素晴らしいと感心した。

直島と豊島に滞在したことがこのアルバムのインスピレーションの一つになったそうで、それで「Islands」というタイトルになったらしいが(記事)、「Ash Island」ならテムズ川にある島になる。その辺、ちょっとしたジョークなんだろうか。

西恵利香「Talk & Acoustic Live 〜Livin'you〜room.3」

2018-07-20 01:20:03 | 音楽
西恵利香BRAND NEW SINGLE「DAY」

↑西恵利香最新シングル「DAY」会場版ジャケットです。というわけで、7月7日に代官山「晴れたら空に豆まいて」にて行われた西恵利香「Talk & Acoustic Live 〜Livin'you〜room.3」に行ってきました。
前回も行っているので、もうベテラン気分で特に何の心配もなく、というはずだったのですが、えりすさんから「浴衣もしくは甚平を着てきたら缶バッジをあげるよ」とのお言葉があり、どうしようかな、そういうかっこしたことがないし、と思いながら、結局調達し、来ていってしまうという。

フライヤーと晴れ豆玄関への階段上部。

西恵利香「Talk & Acoustic Live  〜Livin'you〜room.3」

晴れたら空に豆まいて

で、ちゃんともらいました缶バッジ。

livin'you缶バッジ

ランチプレート。メニューを確認するのを忘れましたが、サグカレーと言っていたような気がします。あと、唐揚げと何か。

晴れ豆ランチプレート

SPECIAL DRINKはアルコール入りとノンアルコール。もちろんアルコール入りの彦星の方を。昼から飲む酒ほど美味いものはない。繰り返します。昼から飲む酒ほど美味いものはない。

西恵利香SPECIAL DRINK

短冊を書けという難関が。開演後すぐにこの短冊の出番が来て、何を書こうか考えすぎて間に合わず。

西恵利香SPECIAL DRINK

演奏陣はピアノ:井上惇志(showmore)、ギター:一戸祐介、パーカション:AMI(TENDERLAMP)。メンバーは変わりませんが、AMIさんはChelsyからソロプロジェクトのTENDERLAMPへと。えりすさんは公言通り浴衣着用。浴衣もえりすさんも綺麗でした。AMIさんの浴衣を期待していた人もいたと思いますが、さすがに浴衣だとカホンを叩けないということで甚平着用の自称・村人Aへ変身。えりすさんと演奏陣のコンビネーションは慣れたものでして、それを椅子に座ってゆっくりと聴けるハードルの低さという点、それと、えりすさんのトーク、美味しい食事、良い音楽とてんこ盛りな点でやっぱりlivin'youはいいイベントだなと。

西恵利香最新シングル「DAY」会場版入手が目的の一つだったわけですが、実のところ曲は朝にiTunesでダウンロード済み。しかし会場版はえりすの写真がいっぱい載っているので。
ちなみにダウンロードはこちらなどから。

西 恵利香の「DAY - Single」をiTunesで
Amazon Music - 西恵利香のDAY - Amazon.co.jp

各種配信サービスでも聴けます。

Spotify Web Player - DAY - 西 恵利香
”DAY” by 西 恵利香 | AWA

ダウンロードとか配信とかあまり詳しくないのですが、他のサービスでも落とせたり聴けたりすると思うので、ご自身のアカウントがあるサービスでどうぞ。

MVが一つ公開されています。

【MUSIC VIDEO】西恵利香 / 「Palette」


3曲入りEPで、収録曲は以下です。
#1. Palette[作詞・作曲:及川創介(CICADA)]
#2. call me tonight[作曲:PARKGOLF / 作詞:西恵利香]
#3. DAY[作曲:yuhei miura(in FAM step)、Hiromu Kawakami / 作詞:西恵利香 / yuhei miura(in FAM step)]

間口の広そうな#1. Paletteをリード曲にしてMVも公開、#2. call me tonightは私、相当好きなんですが、#3. DAYは、来たな、とっつきにくい曲(笑)という感じです。
ある音楽を良いと思うかは慣れ・訓練が影響しますよね。例えば、クラシック音楽を人生で初めて聴いたときに、これはすごい、素晴らしい、と思ったかということです。間違いなくそう思いましたという例外的な方はいらっしゃるでしょうが、なんかよく分からないというレベルが普通なのではないでしょうか。しかし、良いとされるクラシックの曲・盤をいくつかand/or繰り返し聴いているうちに、あれ、これは良いのかもしれないと気づくのだと思います。
で、私自身がどういう音楽を普段聴くかというとRock/Pop/Jazz/Classicという感じで、DAYのようなタイプの曲はほとんど聴かなかった(このEPはiTunesなどで「R&B/ソウル」のジャンルで登録されているのですが、ここに分類されるCDを買ったのは初めてかもしれません、いやSam CookeのCDが唯一だったのかもしれませんが、このジャンルのルーツ的なものであって、今の流行とは違いますよね)ので、繰り返し聴くための課題曲をもらったような感じです。よく分からないなりに、ちゃんと作ってある曲だなとは思いますよ、年の功で。
「soirée」収録の「綺麗な嘘」を聴いたときに、今後もこういう球を投げてきそうだなと思ったのですが(「綺麗な嘘」はよく聴いてみると、そしてライブバージョンなども聴いてみると、なるほどなと)、3曲入りEPでタイトル曲でやってきましたね。ありかなしかならもちろんありという答えになります(ここをひたすら攻めますということなら、そっちいくのと思うかもしれませんが)。
西恵利香をあまり知らない人に向けては幅の広さということになるかもしれませんし、すでに西恵利香のファンにとってももちろん幅の広さでもあるでしょうが、奥行きの方にも捉えることができると思います。「外は広く、内は深い」のが理想で、たくさんの人に繰り返し聴いてもらうように曲を作るのはどう考えてもいいことですよね。

てなわけで、西恵利香BRAND NEW SINGLE「DAY」絶賛配信中、そして、西恵利香出演イベントでまだ会場版の入手もできそうな感じですので、ぜひお手元にどうぞ。

追伸
本日、「DAY」のリリースパーティーがあったんですがね、私は行けなかったんですがね、レーベルが一瞬だけライブの映像を上げてくれまして、タイミングよく見ることができました。「DAY」が素晴らしかったですよ。2018/7/23

西恵利香「MAKE MY DAY TOUR 2018 FINAL at 代官山LOOP」

2018-05-24 02:01:38 | 音楽
代官山LOOP

さて、去る5月20日に行われた西恵利香「MAKE MY DAY TOUR 2018 FINAL at 代官山LOOP」に行ってまいりました。

人生2回目の代官山(代官山に用事のあるようなオシャレな生活はしていない)。場所は旧山手通りを挟んだ西郷山公園の前。


ライブハウスでのライブは初めてだったのですが、季節的に荷物は少なくて良いし、いい機会だろうと思ったわけで、特に何の誤算もありませんでした。喉が渇いていたのでワンドリンクはハイボール(ツイッターでオリジナルドリンク『DAY』発売というアナウンスがあったのですが、私のiPadは携帯会社ともモバイルデータ通信会社とも契約しておらず、すでに自宅を出ていた私はそのツイートを確認できず、パッとメニューを見て、やっぱウイスキー系やね、喉が渇いているからハイボール、と選んでしまいました。そして帰る前に飲もうかと思ったら残念ながら売り切れ)。

band setによるライブで、メンバーは以下のとおり。
ボーカル&シンセサイザー:西恵利香
キーボード:井上惇志(showmore)
ギター:一戸祐介
ベース:ドラ内山(ビーチ・バージョン、ふたりの文学)
ドラム:櫃田良輔(CICADA)

360º FLOOR ONEMAN LIVEということで、FLOORにえりすさんとサポート陣が入り、その周りに観客(ステージ上がメイン)という配置でした。

ライブは、すごく良かった。素晴らしかったです。えりすさん本人は音源を確認して修正点をすでに見つけているらしく、そうやって常に改善していくのはプロとして望ましいことだろうと思うのですが(ブログ)、観客の立場では全てがまさしくライブであり、本当に良かったんですよね。
演奏もすごくかっこ良かったです。アレンジも熱量もすごく、その場でのインタープレイでやってんの?という場面も多々。

櫃田さんが「みんな素晴らしいミュージシャン」と書いています。現在の西恵利香とはと考えると、アイドルかといえば元々はアイドルをやっていたのは確かだけど、今やっていることがアイドルなのかというとどうだろうなという感じになり、アーティストかといえば、ところでアーティストとはとその定義がわからなくなり、でも間違いなくミュージシャンなんですよね。ドラムを叩いていた人から「みんな素晴らしいミュージシャン」という言葉が出てきて(櫃田さんも素晴らしいミュージシャンですよ)、本当にその通りと納得しました。

曲の話をすると、1曲目が「AFFOGATO」でいきなり生ラップを聞けてこれは満足できるライブになると確信。「誰よりも素敵な」の「君だけのものになりたいな」のところで観客を指差すわけですが、素直な私は指で差されて「はい了解しました」と。新曲は3曲披露。「LAST SUMMER DRESS」はアレンジを変えて2バージョン。そのうち1回はダブルアンコールですよ。アンコール後に、再び手拍子が始まり、え、ダブルアンコールあるの?もう一回引っ張り出せるの?と思って私も一緒になって手拍子したのですが、すごく盛り上がりました。

観客を見回すと、女性客もいたのですが、やっている内容からすればもっと多くていいような。半々くらいでも不思議はないように思います。幸いにも怖い感じの客は見当たらなかったので(客層の悪いライブって新規でいくのはきついやろうね、新規でなくてもきついか)、男女問わず興味があればライブに行ってしまえばいいと思います。
観客としての自分を振り返ると、もうちょっとわかりやすいリアクションをしたほうがよかったねとか色々ありますが、初めてのライブでいきなりできたら天才なので、その辺は徐々に。

「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.3」の告知がありました。新曲はこの会場と配信でとのことでした。


当日のLIVEの映像が一つ公開されています。
【LIVECUT】西恵利香:sugar me at MAKE MY DAY TOUR FINAL

西恵利香「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.2」

2018-02-23 00:13:40 | 音楽
西恵利香「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.2」

2月12日に代官山「晴れたら空に豆まいて」にて、西恵利香「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.2」というのがありました。普通のライブを含め、こういうのに全く参加したことがなかったのですが(見たことがあるのはイベントやショッピングモールでやっているフリーライブくらい)、ちょうど予定も空いていたし、昼食付きイベントで、どうもハードルが低そうな感じがあったので、行ってみることにしました。

代官山などそうそう行く場所でもないので、どんな感じやろと思いながら現地に向かいました。「晴れたら空に豆まいて」(略称晴れ豆)は「モンシェリー代官山」の地下2階にあります。東急東横線代官山駅から向かうと八幡通りの手前に地下に降りる階段があります。

代官山「晴れたら空に豆まいて」代官山駅側階段

八幡通り側にも入り口があります。混むライブではまずこちら側の階段に並んでほしそうでした。えりすさんのフライヤーの下に注意書きがありました。

代官山「晴れたら空に豆まいて」八幡通り側階段

西恵利香「Talk&Acoustic Live Show 〜Livin'you〜room.2」

地下2階に降りたところの晴れ豆入り口。

晴れたら空に豆まいて玄関

こういうライブ的なものに行ったことがなかったので、事前に荷物とか服装とかを一応調べてみました。飛んだり跳ねたりモッシュしたりダイブしたりするライブだと、荷物は極力持たず、冬でも半袖が基本みたいな感じだったのですが、ランチプレートの出るアコースティックライブだとそういうことはないだろうと思い、いざとなったら脱げるけど普通の格好で、荷物は少なめで行きました(晴れ豆はロッカー等がないので、荷物が多い場合は代官山駅のロッカーを使うのがいいようでした)。
で、予定通りで、テーブルと椅子が用意されており、大きくなければ荷物も十分に持ち込めるような状態でした。ランチプレートはパキスタンキーマカレー、砂肝とレバーのマサラ炒め、ビーツとひよこ豆のサラダ、赤キャベツのバルサミコマリネ、アンチョビのポテトサラダ。ワンドリンク制で、IWハーパーのロックをいただきました。

晴れたら空に豆まいてランチプレート

椅子・テーブル付きでゆったりとできるし、コンパクトなライブハウスで近いし、かなりお得なイベントでした。急に思い立って参加することにしたのは正解でした。
イベントは、えらくキャラの立ったマネージャーHSDさんによる前説(?)、えりすさんと演奏陣による「soirée release instore tour」九州編の模様解説及び告知(初の東名阪ツアー”MAKE MY DAY TOUR2018”開催決定及び西恵利香×namiiii×ヴィレッジヴァンガードオンライン トリプルネームコラボグッズ発売決定)、アコースティックライブの3部構成でした。

演奏陣はピアノ:井上惇志(showmore)、ギター:一戸祐介、パーカション:AMI(Chelsy)。曲はアコースティック編成用にアレンジされ、かなり自由に演奏している感じでした。えりすさんは貫禄のボーカル。フロントマンとしての貫禄も十分。ミュージシャンだなと思いました。2曲くらい未発表曲がありましたが、twitterでも新曲の録音をやっているようなことを書いていましたので、その辺と関係するのかなと思いながら聞いていました。他の曲は全て「soirée」から。ちなみに、「誰よりも素敵な」は歌詞カード・歌詞サイトではなく、CDで歌っている通りの歌詞でした。
こういうところで喋ると西さんはつい危ないことも言ってしまいますので、とMCの内容についてはHSDさんから箝口令が出ました。別に書いちゃっても大丈夫な程度だったんじゃないかなと思うのですが、私の基準が甘すぎるだけかもしれませんし、切り取り方によっては危ないとかもあり得ますし、指令通り内緒ということで。
演奏陣はみなさんお若い感じだったのですが、演奏力は十分あるように思いました。こういう手練れたちをまとめてフロントマンとしてやるのはかなりの馬力と求心力が必要なのでは。このインタビューで「腕力で動かしました」と語っていましたし(記事)、相当頑張っているんじゃないでしょうか。

とまあ、初心者向けの晴れ豆体験記が見つけられなかったのと、折角だからえりすさんのライブレポートも書いて少しでも宣伝しておいた方がいいのではと思ったのとでちょっと書いて見ました。

西恵利香「soirée」

2018-01-21 02:19:56 | 音楽
西恵利香「soirée」

一時ブログを書ける状態でなく(私自身の問題でもあり、Pednetが死亡したというのでもあり)、その後も放置状態だったのですが、久しぶりの更新で競馬以外ネタです。

現在もグラビア等で活躍している篠崎愛(最近、韓国でも大人気という話を目にしましたが、なんちゅうかすごいなという感想です:記事)が所属していたAeLL.というアイドルグループがあり、たまたま出かけた先で開催されていた無料イベントで以前見る機会がありました。名前を知っているのは篠崎愛だけだったのですが、みんなルックスも悪くないし、歌も歌えるし、ステージパフォーマンスも悪くないし、こういうグループがグループとしてはテレビに出られないんだからアイドル戦国時代は大変やなあと思いながら見ました。
その後、2014年にグループは解散し、そのうち2人は芸能界を引退し、ここでも厳しさを痛感しました。芸能界に残ったのは篠崎愛ともう一人がAeLL.のリーダーだった西恵利香です。

AeLL.
左端が西恵利香、左から2番目が篠崎愛。写真を引っ張り出してきて思い出したのですが、このときは篠崎愛以外のメンバーの名前も役割も知らず、一番小さい子が張り切ってMCをリードしたりなんかやってるなと思いながら見ていたような。その人がAeLL.の最年長でリーダーだった西恵利香だったんだとこのブログを書いていてようやく理解しました。

西恵利香はAeLL.在籍時にカバーアルバムを出しており、AeLL.解散後、ソロ活動に移りました。もともと歌唱力には定評があり、シティポップの復権を期待されるシンガーという感じでウェブメディアで名前を目にすることもありました。見たことがあるグループなので、こういう情報を目にするとなんとなく記憶に残るので、そんな感じでゆるく動向を追いかけていました。で、その彼女がCICADAらが在籍するレーベルpara de casaに移籍し、1stフルアルバムを出すということで、iTunesで軽く試聴後、CDを購入しました。

1曲目「Démarrer la soirée」はインスト。2曲目「街へいこう」から歌入りの曲が始まり、3曲目「LAST SUMMER DRESS」が配信限定シングル(カップリングが6曲目「AFFOGATO」)、4曲目「Lonely Night」は自身の作詞。この3、4曲目が第一の山と感じました。自身の作詞で、自身が「アルバムの要」という「誰よりも素敵な」を7曲目に配置。8曲目「綺麗な嘘」はアルバムだからできる変な曲。最初聴いたとき、これであってるの?と思ってしまいました。2曲目「街へいこう」と9曲目「はるか数駅」には街の音が入っています。2曲目が街に出かけるときの街の音で、9曲目は街から帰るときの街の音。2曲目で始まった物語が9曲目で終わるととって良さそうで、そうすると10曲目「sugar me」は「Sgt. Pepper's〜」における「A Day in the Life」のようなポジションにあたるように思いました。というのが全体のアルバムの流れになります。既発曲は2曲だけですし(様々な事情で出した既発曲をアルバムの中にどのように置いてどのように機能させるかが難しい場合もよくあるような気がします)、曲の発注からえりす自身が関わった(記事)のもあるのだと思いますが、寄せ集め感はなくて、全体的なイメージがうまくコントロールできているように思いました。

具体的に1曲取り上げるとすればやっぱり「誰よりも素敵な」でしょう。Base Ball Bearの小出氏が「「誰よりも素敵な」ほんといい曲。。歌詞がまた素晴らしい」と褒めていて(小出氏は自分のラジオでもこの曲をかけていたそうな)、このアルバムの中でえりす自身が作詞している曲があることに気が付きました。
作曲を担当したひろせひろせ氏に、男の子の歌なのに歌詞が女の子っぽいと指摘され修正したとの話ですが(記事)、今の歌詞でも言い回しは十分に優しくて、さらっと聞いただけでは性別不詳な感じがします(歌詞の内容を考えれば、なるほど男の子の歌だとわかりますが)。修正した結果、この状態まで持ってきたということになりますので、確かにたたき台の段階では指導したくなるところがあったのかもしれませんが、ちょうど良いところくらいまで持ってこれたのではないでしょうか。
この曲は、確かに男の子が主人公の曲なのですが、その男の子にえりす自身を重ねているように聞こえるところがあり、これがどこまで計算尽くでそう聞こえるように書いたんだろうかと考えています。例えば、2番のサビの「気付いてよ 誰よりも大きな声で歌うから」というところは、グループ解散から歌う場所・環境を求めてもがくえりす(記事)の叫びに聞こえなくもないですし、そう思いながら聴くと、「変わらないものなんてないかもね 「君がいれば変わることすら怖くない」」というところは今回のレーベル移籍を反映しているように感じますし、「君」が「ファン」であればファンがついてきてくれるなら怖くないと言っているように思えてきます。その他、「シネマライズだったあの場所が ライブハウスになっていたりさ」という部分は実際に渋谷のシネマライズが閉館し、WWWというライブハウスに変わったのですが、そのWWWで「soirée」のリリースパーティを兼ねた初めてのワンマン公演が12月18日に行われました。また、「誰よりも素敵なダンスを踊るよ」で踊ってしまうところは元AeLL.だからだろうかとか。
いずれにせよ、男の子主人公の表向きの歌詞の意味とえりす自身のことを歌っているように聞こえる部分が共存していて不思議な歌詞で、小出氏がどのような意味で褒めたのかわかりませんが、私もすごくいい歌詞だと思います。

こういうアルバムがもっと売れるといいなあと思います。

ちなみに、歌詞サイトで歌詞が公開されてきていますが(例えばうたまっぷ)、「誰よりも素敵な」は実際に歌っている歌詞と一部異なります。歌詞カードに載っている通りに歌っていないようで、
「単純 バカみたい Ah 君しか見えない ほんとだよ」
のところは、CDからは
「なんてね バカみたい Ah 君しか見えないよ ほんとだよ」
と歌っているように聞こえます。

「西恵利香がキャリア初のフルアルバムをリリース!ソロシンガーとしての現在地とは?」 DI:GA online, 2017.11.18
「インタビュー:西恵利香、2018年へ “いつでもそこで歌ってる人でありたい”」 CDJournal, 2018.01.12
「西恵利香『soirée』 G.RINAやCICADA、フレンズひろせ、DÉ DÉ MOUSEら豪華な作家陣を迎えて完成した初のフル・アルバム!」 Mikiki, 2018.01.17
「AWAエディターが厳選した、2018年注目の邦楽アーティスト」

best British album

2008-02-19 22:24:02 | 音楽
英Q Magazineと英HMVが過去50年間でのbest British albumの投票をしました(記事)。
イギリスはこういう企画が好きですね(日本でこういう企画がないのはなぜだろう)。2005年には英国のテレビ局Channel 4が「偉大なアルバム」の投票を行いました(記事)。こちらの対象はBritish albumに限りません。

Channel 4の方で1位だったRadioheadのOK Computerは3位。1位はChannel 4の方で6位だったOasisのDefinitely Maybeでした。2位も同じくOasisの(What's the Story) Morning Glory。Oasisは14位にDon't Believe the Truth、Radioheadは11位にThe Bendsも入っています。現代British rockの2強ですね。この前、テレビで映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」が放送されていましたが、OasisのLylaが主題歌でした(Rock 'n' Roll Starが劇中で使われていたような記憶も)。

20位以内で持っているのは1、2、3、5、6、10、11、14、20位の9枚です。そこそこ押さえていますね。5位にThe Stone Rosesが入っているのがうれしい。

テレビでのパフォーマンスでのFools Goldの明らかな口パク、エアドラムは面白い。Top of the Popsは口パクが多いそうです。



日本でこのような投票をしたら何が上位に来るでしょうね。
ぱっと思いつくところではMr.ChildrenのAtomic Heartや宇多田ヒカルのFirst Loveなんかが入ってきそうな気がしますが。