裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

表現って自由?

2015年01月14日 12時18分02秒 | Weblog
フランス紙の風刺漫画、ちょっと見たけど、おもしろいね。
なかなかよいものがある。
だけど、いくらなんでもやりすぎ、ってものも少なくない。
相手を怒らせるのも無理はない。
暴力でその口を封じよう、ってテロルの手法は言語道断だけど、やっぱし新聞側にも自重の必要性は感じる。
なんでもかんでも「表現の自由」ですます欧米のアホ文化が、日本のヘイトスピーチなんかを増長させてるわけだけど、やはり配慮というか品位ね、これがない人間には、表現の自由をどうこう言う資格があるとは思えない。
振りかざしてる感は否めないよ。
自分の最も大切な存在がレイプされる画づら。
それを見せられたときの嫌悪感。
「表現の自由」の陶酔感の裏で、相手の気持ちにイマジネーションが行き届かないところに、問題の根がある。
フクシマの放射能と奇形との組み合わせはあっちでは古典みたいな扱われ方をされてるけど、吐き気がするよ。
それをやっていいなら、今回の新聞社襲撃(12人射殺)事件も、面白おかしく茶化して書いてみろよ。
それはしないんだろ?自重?それとも嫌悪感?
矛盾だ。
結局、品性とおもんぱかりがないから、相手を怒らせることになる。
新聞側、テロル側、どっちも悪い。
もちろん腕力に打って出た側ははるかに罪悪だけど、報道の絶大権力による侮辱って点を考えたら、双方の陰湿さはそこそこいい勝負って気もしなくはない。
風刺漫画という手法を使うなら、イスラム教をこき下ろすんじゃなく、本当にこき下ろすべき相手(テロリズム自体)をこき下ろせばいい。
それこそが「ペンで戦う」ってことだし、本物の表現というものだろう。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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