前日の曇天から天気が回復基調に入ったようだったので、芸北の早咲きの桜を巡視してみようと先ずは安芸太田町寺領の与一野のしだれ桜を訪ねました。標高400メートル余の山間の丘陵地に立つエドヒガンの一本桜です。現地は概ね雲に覆われ、時折雲間から日が射す天気で、その日が射す時を待っての写真撮影となりまた。〔4月12日(金)〕
↓ 山間の集落の高台のマウンドの上に立ち、前面の水を張った田圃にその影を落とす形の良い桜です。
↓ 樹齢80年足らず、樹高12メートル程の均衡がとれた美しい樹が満開直前の美しい頃合いを迎えていました。
↓ 高台の田圃の中のマウンド上から与一野の集落を見下ろすようにして咲いています。
↓ 昭和15年(1940年)の皇紀2600年を奉祝してご当主が植えられた樹が見事に育ちました。
↓ 枝垂れ落ちる大きな枝は大胆にして力強い感じです。
↓ ほぼ満開の天頂辺りは水を弾くかのように新鮮な花弁が粒をなして膨らんきていました。
↓ 最下層の枝は力強く地面に平行に自身を保っており、この樹の力強い活力を感じさせていました。
↓ 全体として樹を見ると主幹が真っ直ぐ伸びて力強く、そこから横に伸びる枝も逞しく沢山の花を付けて見事な樹形を形成しています。
↓ 陽光を浴びて長閑な山間で美しくも静かに満開の時を迎えていました。
↓ 地元に方々が田圃に水を張り、田圃の畦などに花々を植えて花見客を迎えてくれています。
↓ いつまでも去りがたい与一野の佇まいでした!
↓ 与一野の集落側から高台のマウンド上に咲く与一野のしだれ桜を見上げました。斜面に植えられた桜の樹々もよく育ってきました。