修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

天上山「引き明けの森」の紅葉を訪ねる

2014-11-21 23:42:12 | 山歩き
11月20日(木)

 もう西中国山地の紅葉も最終盤、高い峰の樹々はすっかり葉を落として冬将軍の訪れを待つばかりと言った頃合を迎えています。そんな時節ですが、西中国山地の中でも例年遅くまで紅葉を楽しめる天上山の中腹の「引き明けの森」を今年も訪ねてみました。

 龍頭峡の駐車場から天上山を目指しました。龍頭橋詰の登山口から急坂を登り、龍頭峡の高みを巻く登山道に入ると、危なげな丸太橋がいくつもありドギマギすることもありますが、今年はその幾つかがパイプとパネルの新しい橋に取って代わっていました。

 登山口から1時間ほど登っていくと「引き明けの森」に入ります。森の主のような栃の古木が迎えてくれますが、その栃の古木はもうすっかり葉を落としていました。「引き明けの森」には周回路があり、右周りでその周回路に入り天上山へと向かいました。

 斜面にジグザグを描く周回路を登って行くと、それまでの葉を落とした森からすれば嘘のような紅葉の森が待っていてくれました。ここの森は例年11月いっぱいは紅葉が楽しめる貴重なところです。

 周回路が水平道になってくると、頭上を含めて身の周りはカラフルな色彩の世界に囲まれていました。頭上を覆うカエデは数えきれないほどの色合いのグラデーションを形成していました。息を呑むほど見事さでした。

 この森で紅葉の虜になると、もう前に向かって進むことが出来なくなってしまいます。黄金色、紅色、錦色等の紅葉に次から次に目が行って飽きることがありません。その紅葉群が秋の優しい陽光に照らされれば、その美しさは更に増します。

 結局は今年も「引き明けの森」を抜けるのに1時間の時間を費やしたようでした。この時間を過ごすのが、この山を訪ねる主たる目的なので仕方がありません。

 この日の山行の軌跡です。

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