梅雨も末期となり、暫く続いた長雨がやっと止んだのを機に三段峡にイワタバコ(イワタバコ科イワタバコ属)の花を見に行きました。イワタバコの花もさることながら、長雨の後の三段峡は平生に比べて水量が多く、かと言って荒れ狂っているのでもなく、ちょっと迫力の増した渓谷美を堪能出来、ちょっと得をしたような気持ちになりました。〔7月24日(水)〕
↓ 正面口の長渕橋からほんの数分のところにイワタバコの群落があります。今年の花はちょっと遅れ気味のようで、まだチラホラと咲き始めたところでした。
↓ 水量の多い姉妹滝をスローシャッターで!
↓ 平生は水量が少ないことの多い姉妹滝ですが、水量が多いと渕を叩く水音もかなり高いものになっていました。
↓ 姉妹滝の直ぐ上流部の竜ノ口には激流が落下していました!
↓ 激流が狭い岩の間を流れゆく竜ノ口の岩場にオオバギボウシ(ユリ科ギボウシ属)が咲いていました。
↓ 狭い岩の間を蛇行する竜ノ口を上流側から俯瞰しました。
↓ 無名の渓も水量豊かな流れになっていました。
↓ 今は花が少ない遊歩道に紅いトチバニンジン(ウコギ科トチバニンジン属)の実が輝いていました。
↓ 兜岩が陣取る辺りはちょっと静かな渓流でした。
↓ 平生は碧く澄んでいる女夫渕(めおとふち)に白く泡立った激流が流れ込んでいました。
↓ 流紋岩の川床が200メートルほど続く石樋(いしどい)の最下流部も激しい流れとなっていました。
↓ 石樋の岩場に咲くコオニユリ(ユリ科ユリ属)。下には激流が岩の川床を流れ下っています。
↓ 長い水路のような石樋の岩場の渓流は三段峡の中でも好きところです。かつてここには現在のニ段の滝のような滝があったといいます。
↓ この日は塔岩を眺める「ぐるの瀬」辺りまで三段峡を遡りました。ぐるの瀬を見渡す岩場にもイワタバコが張り付いており、ここにもやっと開き始めた花が咲いていました。
↓ 東屋の下のお地蔵さんに例えられる岩場の渕も激しい流れに翻弄されていました。
↓ 帰路に石樋の岩場のコオニユリに少し接近してみました。ちょっと足がすくみました。
↓ 三段峡の駐車場近くにキツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)が開花していました。