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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

大相撲九州場所~朝稽古

2015-11-02 16:31:02 | 風物詩
10月31日(土)

  早くも一週間後の11月8日(日)から一年納めの大相撲九州場所が始まります。巡業を終えて福岡に入った力士を追って、今年も朝稽古の見学に行ってきました。蘇った相撲人気が続く中、今場所も大いに盛り上がることを期待しますが、その前に力士たちが場所に備えて懸命な努力を重ねているのを見るのも大変に楽しいものです。それぞれの力士が優績をあげることを願わずにはおれません。

横綱鶴竜関の厳しい立ち合い


稽古場風景


正代関(十両西5枚目)の立ち合い


朝赤龍関(前頭東16枚目)の真剣な仕切り


蒼国来関(前頭東10枚目)の立ち合い


稽古を重ねる程に横綱の表情が厳しくなって行く


十両の正代関を相手にしても手を抜かない横綱の取り口が印象的であった。


横綱の勢いに全く歯が立たない様子


横綱はどうしようもない程に強い


十数番続けても殆ど息が上がらない横綱には全く驚いた。


>>>この日出逢った関取<<<<

横綱・鶴竜関


豊ノ島関(前頭東3枚目)


蒼国来関(前頭東10枚目)


朝赤龍関(前頭東16枚目)


正代関(十両西5枚目)


朝稽古の見学が終わった後のお楽しみは・・・・ちゃんこ!


スプリング・エフェメラル (その3)

2015-03-21 21:39:32 | 風物詩
3月21日(土)

 最高気温が20℃を超えて春めいた彼岸の中日を迎えました。朝早く広島を発って愛媛へ。買物、昼食、墓参りと所用を順調に消化してから、先週木曜日に出掛けたものの雪に閉ざされて影さえも見れなかったスプリング・エフェメラルの一つであるアワコバイモ(ユリ科バイモ属)の花を探しに皿ヶ嶺へと車を走らせました。もう雪もすっかり融けた水の元のお花畑で目を皿のようにして、高さ10cm程の細くて小さい花を探してみると、杉の林床にもうかなりの株が花を付けているのが見付かりました。皿ヶ嶺にも春の妖精が出現し、いよいよ今年も花の山の山開きとなったようです。

前回は雪に覆われて芽生えさえも確認出来なかったが、今回は杉の林床で先ずこの株を見付けることが出来た。


まだ花は若いものの、なかなか良いバランスで咲いた花である。


コバイモには沢山の種類があるが、アワコバイモは四国の固有種とのこと。


まだ花弁が完全に開いた状態ではないが、もう少し成長すると花はもっと角張った形になる。


まだ芽生えてから間のない個体のようで、花が上を向いており、まだ下に垂れていない。


花は3輪生した葉の中心から下向きに付く。

スプリング・エフェメラル (その2)

2015-03-18 07:06:04 | 風物詩
3月17日(火)

  まだ雪深い西中国山地の雄・恐羅漢山への行き帰りに安芸太田町の里に咲く早春の妖精たちを訪ねてみました。里に雪が消えれば、間髪を入りずにこうして花開くスプリング・エフェメラルとも呼ばれる花々の何と健気なことでしょうか!この日はアズマイチゲとホソバコバイモの花に逢えることが出来ました。

陽光を浴びてパッと開いたアズマイチゲ。中心部が花で、白い花弁のようなのは萼片だという。


茎の先にひとつだけ花を付けるアズマイチゲ。キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。


段丘に一斉に咲く安芸太田町の自生地。


刈り込まれた草原で淡紫褐色の小さな花を付けたホソバコバイモに出逢いました。


ユリ科バイモ属の多年草で、中国地方と九州にしか分布しないという。



スハマソウを訪ねる

2015-03-06 21:00:43 | 風物詩
3月5日(木)

 3月4日~5日に愛媛に渡った。その滞在中に東温市にある塩ヶ森(525.8m)にスハマソウ(州浜草)が咲いていると聞き訪ねてみた。スハマソウは所謂「雪割草」と呼ばれるものの一つで、昨年島根県の大江高山で見たミスミソウ(三角草)と同じ仲間という。キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草とのこと。 
 初めて訪ねた塩ヶ森であったが、山頂部を中心に「塩ヶ森ふるさと公園」という広い園地が開かれており、桜や石楠花、紫陽花など四季折々の花が楽しめるほか、松山平野を望む展望台やキャンプ場、こども広場など家族連れで楽しめる設備も整備されていた。山頂直下まで車で入れた。その公園内の一角にスハマソウは小じんまりと咲いていた。

ひと固まりになって咲いていた白いスハマソウ。花の高さは10㎝前後、直径は1~1.5cmといったところか。


スハマソウは白い花ばかりではない。白が基本のようではあるが、ピンク、ブルー、薄紫など変化も多いという。これは、その内のブルー系の個体。


ピンクの花も見られた。


花名の由来は、三浅裂した丸みのある葉の形が祝いの席に飾る島台の州浜に似ていることによるという。ミスミソウは葉縁に丸みがなく尖った三角形をしているとのこと。


同じ白い花であっても、こちらはピンク色の雄しべを持つ。


こちらは紫色の雄しべを持つ白い花。


山頂部から石鎚山塊が遠望出来た。


石鎚山付近をアップしてみた。弥山や天狗岳は左側の石鎚山三角点ピークの裏側に隠れているようだ。右側のピークは西ノ冠岳。


塩ヶ森周辺地図



スプリング・エフェメラル

2015-03-04 16:49:11 | 風物詩
3月2日(月)

 この処目まぐるしく変転する天気に気持ちがなかなか付いて行けませんが、この日は何とか好天が期待出来たので、天気と巡り合わせが悪くまだ出掛けることが出来ていなかった、備北のスプリング・エフェメラルたちに逢いに行くことにしました。早春から春にかけて、はかなくも短い命を惜しむように山野に一瞬だけ美しく咲き、咲き終わると密やかに消えてゆく小さな花たちを総称してスプリング・エフェメラルと呼びます。別称、早春の妖精たち。今、備北の山裾にその第一段とでも言える可憐な花々が咲いています。

福寿草が黄色の花を広げて春の訪れを寿いでいます(庄原市総領町下領家)


庄原市総領町の田総川の河岸の園地に福寿草が植栽されています。


純白の清楚な花が魅力のセリバオウレン。(総領町下領家)


セリバオウレンは早春にいち早く咲く花ですが、今はセツブンソウと一緒にその花を見ることが出来ます。(総領町下領家)


この時期のスプリング・エフェメラルの主役はやはりセツブンソウでしょう。(総領町下領家)


5枚の萼の花が標準形ですが、ときに八重の花を見ることが出来ます。(総領町下領家)


これはピンクの斑入りのセツブンソウです。(総領町中領家)


ユキワリイチゲはセツブンソウと双璧をなすこの時期を代表するスプリング・エフェルメルです。(三次市吉舎町安田)


日向でしか開かない気難しい花ですが、名の通りの春告げ花、やはり咲いている姿を見ると心躍ります。(吉舎町安田)