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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

竜王山稜線に咲く花々

2022-09-16 20:46:27 | 山歩き

 通常この時節の竜王山は夏から秋への花々が百花繚乱といった風情で咲き誇っているのですが、今季は随分と花が少なくちょっと寂し気な頂上でした。それでも、周辺部までも見渡せば多くの花々の姿を見ることが出来ました。花の山・竜王山の面目躍如をいったところでした!〔9月14日(水)〕

↓ 竜王山山頂(1,255.8m)、広い草原の一角に方位盤と共に三角点が建てられています。

↓ 竜王山々頂から見た比婆山系最高峰・立烏帽子山(1,299m)。その右肩に烏帽子山(1,255.1m)が覗いています!

↓ この時期の竜王山山頂の主役だったマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)ですが、今季は僅かしか見ることが出来ませんでした!

↓ マツムシソウと共にこの時節の山頂部の主役の座を二分するウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)。登山道沿いに盛んに咲いていました。

↓ ススキの原の中で数多くのヤマラッキョウ(ヒガンバナ科ネギ属)の花が開きかけていました。

↓ 登山道沿いの叢でミゾソバ(タデ科タデ属)が清々しく咲いていました!

↓ 竜王山の隠れた主役といった感じでツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)が山域の各所で咲き誇っています。

↓ 比婆山系にはキツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)も咲いています!

↓ アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)は、やはり夏から秋にかけてのこの山域で最も盛んに咲く花です!

↓ カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)も姿を見せてくれました。

↓ サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)もこの時期に会っておきたい花です!

↓ 立烏帽子山と竜王山を結ぶ尾根筋の登山道です。ブナなどの豊かな植生の中を抜けて行っています。


比婆山系・竜王山(1,255.8m)に遊ぶ

2022-09-15 16:49:07 | 山歩き

 秋の気を求めて比婆山系を再訪しました。今回の主目的地は前回(8月23日(水))立ち寄れなかった竜王山としました。山頂近くまで車で入れますが、山歩きをしたいので立烏帽子の駐車場に車を置いて稜線の登山道をピストンしました。ススキの穂が出揃った頂上は秋の気配が濃厚でしたが、山頂部の草原が刈り払われていて、見頃を迎えている筈の秋の訪れを告げる花々の影が薄くなっていたのが残念でした。〔9月14日(水)〕

↓ 竜王山々頂から草原越しに福田の頭(毛無山)の山塊を望みました。お花畑となっていた草原が刈り払われて花々の姿が消えていたのは寂しい限りでした。

↓ ススキに覆われた竜王山々頂から比婆の峰々(池ノ段(1,279.5m)、立烏帽子山(1,299m)、烏帽子山(1,225.1m))を望みました。

↓ ススキの原の先に横たわるのは、池ノ段の長い尾根!

↓ 竜王山から見る福田の頭(1,252.7m)の姿はなかなかの圧巻です!

↓ この時期に山頂部の草原を紫色に染めている筈のマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)を、辛うじて草原の片隅で見ることができました。

↓ 山頂部へと伸びる稜線の登山道をアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)が黄色く彩っていました。

↓ 登山道は、その他にもサラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)など多くの花々で彩られていました。

↓ 山頂の草原から姿を消したウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)も登山道脇では健在でした。

↓ 山頂の草原から外れた竜王山稜線部のブナ林も美しいものがあります!


秋風吹く霧ヶ谷湿原

2022-09-02 19:58:21 | 山歩き

 掛頭山から下りて山麓に広がる霧ヶ谷湿原に立ち寄りました。夕刻の高原には人の姿はなく、「熊注意!」の標識がやけに目立っていましたが、取り急ぎ木道の遊歩道を周回することとしました。湿原の中は秋の訪れを感じせる植物が多く、もうすっかりと秋の高原へと姿を変えた感じでした。〔8月29日(月)〕

↓ のっぽのハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)の足元には色変わりをしたアブラガヤが広がります。湿原はもうすっかり秋の風情!

↓ 木道脇にはオタカラコウ(キク科メタカラコウ属)が花を付けて色を添えていました。

↓ 湿原の一画ではキンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)が大爆発!!

↓ 今年もホシザキシモツケ(バラ科シモツケ属)が花を付けていました。

↓ ヤマハギ(マメ科ハギ属)の花!秋の山の代表格の花です!

↓ ススキの穂も健気に伸びてきています!

↓ ヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)は満開の極!?

↓ 今の芸北はオタカラコウ(キク科メタカラコウ属)の季節です!

↓ キセルアザミ(キク科アザミ属)が湿地の各所で頭を垂れています!

↓ ガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)の実が色付いてきました。

↓ 今の霧ヶ谷湿原の主役はこのアブラガヤ(カマツリグサ科アブラガヤ属)。一気に色づいてきて、高原の湿原を秋色に染めています。

↓ ハッチョウトンボがキセルアザミの上で休息中!

↓ ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)が咲き始めると湿原は秋を迎える感じです!


秋風吹く掛頭山(1,126.1m)で!

2022-09-01 17:49:06 | 山歩き

   豊平から更に車を走らせて西中国山地の掛頭山の山頂部まで上がりました。山頂部ではススキの穂が出揃ってきており、もうすっかり秋の風情でした。平日の夕刻近くとあって、山頂部には人影もなく、そぞろ歩きをしながらその秋の風情を楽しみました。〔8月29日(月)〕

↓ 空にはまだ夏の雲ながら、山上はススキも繁りもうすっかり秋の風情でした!

↓ ツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)も最終盤、秋の訪れです!

↓ 林道沿いにシシウド(せり科シシウド属)が咲き誇っていました!

↓ ススキの原越しに深入山(1,152.7m)を望みました。

↓ こちらは尾根続きの臥龍山(1,223.2m)です。

↓ 森の中に分け入って掛頭山の山頂標識にご挨拶!

↓ 山頂近くにあるスキー場リフトデッキ!

↓ ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)が随分と咲いていました!

↓ キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)も盛んに咲いていました。

↓ 夏の名残りのカワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)の姿も見えました。


老杉繁る熊野神社に参拝

2022-08-29 23:19:24 | 山歩き

 比婆山系の立烏帽子山、池ノ段を歩いての帰路に、境内に林立する見事な老杉群と例年訪ねているカリガネソウ(クマツヅラ科カリガネソウ属)の花に会いたいと思い熊野神社(広島県庄原市西城町熊野)を訪ねました。〔8月23日(水)〕

↓ 門前の立つ大鳥居を潜って熊野神社の境内に進みました。

↓ 境内に入ると参道沿いに樹齢1000年を超える老杉群が続きます。

↓ 胸高周囲7.8mの広島県第3位の巨樹とされる参道沿いに立つ老杉です。

↓ こちらの老杉は、胸高周囲8.1mの広島県第2位の巨樹で、同じく参道沿いに立っています。

↓ 社叢林には11本の広島県が天然記念物指定した杉があります。そんな名木に囲まれるようにこじんまりとした表門が建っています。

↓ 表門を潜って石段を上ると熊野神社の拝殿が鎮座しています。伊邪那美命を葬る比婆山御陵の遥拝所として有名で、多くの参拝者が訪れます。

↓ 熊野神社後背の森には竜王山への登山道が伸びており、その沿道にカリガネソウが例年夏のこの時期に花を咲かせてますが、今年は刈り込まれてしまっており、僅か1株だけが何とか蕾を付けて残っていました。

↓ 一昨年出会ったカリガネソウのアーカイブ映像です!