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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

三瓶山と青い空

2022-10-02 21:18:41 | 山歩き

 久々の三瓶山でした。この日の個人的なトピックは西の原から男三瓶山へ初めて直登したことでした。今まで数え切れないほどに男三瓶山には登っていますが、孫三瓶~女三瓶方向や北の原からアプローチしての山行で、西の原へは下山ルートしか歩いたことがありませんでした。この日が下界は真夏日となる好天で、険しい上りはなかなかに暑くて骨が折れましたが、真っ青な空と広々とした眺望に恵まれて、爽快な気も漂う山行となりました。〔9月30日(金)〕

↓ 登山口の西の原から男三瓶山、子三瓶山を仰ぎました。

↓ 西の原の草原で凧揚げに興じる人たちに出会いました!

↓ 西の原から見上げた男三瓶山の頂上部です。稜線部が白いのは一面ススキに覆われているため!

↓ 西の原ルートは長い樹林帯歩きを伴います。その樹林の中を滑るように飛ぶアサギマダラに出会いました。

↓ 長い樹林帯を抜けて森林限界を越えると、眼下に西の原の広大な草原や遠く大江高山火山群や中国山地の山並みが望めました!

↓ 目の前の直近には子三瓶山と孫三瓶山が並んで見えていました!

↓ 険しい上りの登山道を埋めたヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)の群落に、暫し心癒されました!

↓ 山頂台地まで上がると広いススキの原が広がります!

↓ ススキの原越しに中国山地の山並みを遠く望みました!

↓ 周囲360度眺望が開けた男三瓶山山頂!

↓ 男三瓶山の山頂から火口の室の内を見下ろしました!

↓ 男三瓶山の山頂から大万木山、猿政山、吾妻山連峰が間近に望めました!


三瓶山のススキの原

2022-10-01 17:18:57 | 山歩き

 日本二百名山の三瓶山(島根県大田市・飯南町)の最高峰・男三瓶山(1,125.8m)の山頂直下に広がるススキの原を久々に訪ねました。西の原から標高差700メートル弱を登って行くと、山頂近くに広大なススキの原がうねるように広がっています。好天の一日、上りはちょっと暑くはありましたが、この気宇壮大な景観を存分に楽しむことが出来ました。〔9月30日(金)〕

↓ 山頂広場への最後の階段道から山頂直下に広がる広大なススキの原っぱを眺望しました!

↓ 男三瓶山の山頂です。山頂からは日本海から山陰海岸、中国山地の周囲360度の大眺望が望めます。

↓ 山頂部から広大なススキの原を眺望することが出来ます。

↓ 9月末となって山上のススキは既に枯れ尾花!乾いた白い穂が風に揺れます!

↓ 白いススキの原の先に日本海が広がります。

↓ ススキの穂の海に灌木の島影が浮かんでいるかのようです!

↓ 広い広いススキの原の先に、大江高山の火山群が横たわっていました。


秋の皿ヶ嶺を彩る花々

2022-09-26 20:46:45 | 山歩き

 皿ヶ嶺登山口の上林森林公園から竜神平をピストンする間、その他にも多くの花々や樹々に出逢いました。その種類の多さは流石に四国でも指折りの花の山だけのことはあります。〔9月24日(土)〕

↓ オオバショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)が各所でブラシのような花穂を伸ばしていました!

↓ キバナアキギリ(シソ科アキギリ属)はまだまだ健在でした!

↓ アキチョウジ(シソ科ヤマハッカ属)は山域の広範囲に咲き誇っていました!

↓ 風穴の縁に咲くオタカラコウ(キク科メタカラコウ属)!

↓ モミジガサ(キク科コウモリソウ属)が咲き始めていました。

↓ 秋の真っ盛りのハガクレツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)!

↓ シコクブシ(キンポウゲ科トリカブト属)!これを省略する訳にはいかず再録しました!

↓ レイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)も同様に省略できませんでした!

↓ イタドリ(タデ科ソバカズラ属)が真っ白な花を咲かせて賑やかでした!

↓ 皿ヶ嶺北面の稜線を飾るブナの古木群です!複雑奇怪に伸びる枝が見ものです!

↓ 蛸足の如く複雑に分かれて伸びるブナの古木の幹や枝です。

↓ 頭上を見上げれば青々とした樹々が秋空に向かって高く伸びていました!

↓ 北面の樹林の中にはもうかなり色付いてきた樹も見られました。


竜神平~高原の空高く!

2022-09-25 21:40:37 | 山歩き

 久々の皿ヶ嶺でした。花々や樹々の観察とウォーキング日課の消化を主目的として、山頂は狙わず高原の湿原の竜神平までのピストンと決めました。昨日に続く好天で、高原の秋の空は飽くまでも高く、秋めいた樹々も数多あって、秋の気を存分に吸うことが出来ました。〔9月24日(土)〕

↓ ススキの穂の揺れる竜神平にはすっかりと秋の気配が漂っていました。

↓ 湿原の一角にあるブナの樹が例年通りに今年も早々に色づき始めていました。

↓ 見事に穂を広げたススキが竜神平を抜ける登山道に被さってきていました。

↓ 湿原の中ほどの登山道脇に沢山の実を付けたマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の樹が構えるようにして立っていました。

↓ マユミの実はまだ皮を被ったままの状態でした。やがて皮が割れて紅い実や種が姿を現します。

↓ 湿原に隣接する樹林帯の上空まで青々と秋の空が広がっていました!

↓ 竜神平から皿ヶ嶺山頂方向を仰ぎ見ました!山頂部の上空にも特異な秋の雲が広がっていました。

↓ 愛媛大学の山小屋前でガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)の実が紅く熟れてきていました。


皿ヶ嶺に秋の花々を求めて!

2022-09-24 20:26:08 | 山歩き

 愛媛への滞在中は今回もなかなかに忙しい状況です。そんな日々ながら、何とか秋の花が咲く山を歩きたいと願い、半日スケジュールを明けて皿ヶ嶺に出掛けました。週末の好日とあって、山は大賑わいの状況でしたが、当方はお目当ての花を目指してまずはお花畑へと歩きました。〔9月24日(土)〕

↓ 皿ヶ嶺への道すがら彼岸花が咲き誇る麓から皿ヶ嶺を望みました。

↓ 皿ヶ嶺への登山口の上林森林公園から稜線部を見上げました。山域の樹々もそろそろ色付き始める頃です。

↓ 上林森林公園でのお目当てはタカネハンショウズル(キンポウゲ科センニンソウ属)の花に逢うことでした。例年この時期に咲き始める花ですが、今年は何ともう姿を見ることが出来ない程に花期が終わっていました。探し回って、何とか名残りの花を見付けることが出来ました。

↓ 風穴のバックヤードに当たるお花畑を覆っていたのは、ハガクレツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)の花でした。夏に比べて花の色合いの透明度が高く、上品な佇まいが感じられました。

↓ この時節、涼し気でさっぱりとした咲きっぷりです!

↓ 登山道沿いの斜面は一面ハガクレツリフネの群落で埋め尽くされています。

↓ タカネハンショウズルと共にこの日のお目当ての花はシコクブシ(キンポウゲ科トリカブト属)でした。この時期頃から咲き始める花ですが、お花畑のあちこちで既に美しく開花していました。

↓ シコクブシは四国に特産するトリカブトです。これから続々と咲き揃ってきます。

↓ シコクブシと同じ仲間のレイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)にも出逢えました。

↓ この日最も驚いたのはレイジンソウが大群落を形成していたことでした。昨年近くのトキノキの大木が取り除かれたことから、林床に日光が潤沢に届くようになったことから起こった変異かと思っています。

↓ レイジンソウの群落の中で、マルハナバチが盛んに蜜を集め回っていました。