徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

自己紹介/南正人『国境の南』刊行記念ライブ

2006-10-18 02:17:30 | Music
15日は、阿佐ヶ谷の「よるのひるね」で、南正人さんの『国境の南』刊行記念ライブ。こじんまりとした店内に集まったのはマガジンファイブ関係者+αといった感じで、南さんも「人が少ないんだから、みんな自己紹介して友達になっちゃった方が早いんじゃない?」ということで、打ち上げに参加しているような雰囲気になる。それでも、『国境の南』に収録されたエピソードを朗読し、20曲近く歌い、ファンに優しいナミさんの姿も垣間見られた。
ということで、原稿。

ハマる/地球屋・南正人ライブ

2006-10-15 01:23:22 | Music
そして21時過ぎに南さん登場。
チナ・キャッツのメンバーも加わり、前半は『今夜はオーライ』に始まり、『海と男と女のブルース』、『こんなに遠くまで』。後半は『ローン・ゴーン・ジョン』で大合唱、『心のブーメラン』でバンドが下がると、最後はギター一本でニール・ヤングの『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』とジャニスの『ミーアンド・ボギーマギー』。ハマりすぎだよなあ……ということで23時まで。
湯川君の写真もかなりかっこよく撮れていた。

ちなみに南さんはリハで「本番ではやらないかもしれないけれども」と言い、『風たちは今』を歌った。『恋心』に収録されていて、過ぎ去りし“カウンターカルチャーの時代”の現在を歌ったオレも好きな曲で、インタビューでも挙げてみた曲名だったので、ちょっと嬉しかった。

今度はチナ・キャッツのライトショーも見たいな。地球屋もいい店です。

マーブル/地球屋

2006-10-15 00:54:21 | Music
19時過ぎに国立の大学通り沿いにある地球屋に到着し、エルさんにご挨拶。もともとは立川にあったが4年前に同地に店を移した、手作りの武蔵野の名店。エルさん曰く「ミュージシャンを食い物にしない場所を作りたい」という、デッドヘッズなロッキンバー。80年、国立に誕生した地球屋のバンド、チナ・キャッツと南さんは、いのちの祭り以来の付き合いだと言う。

まずは南さんのライブの前に、地球屋イチオシのバンドという、19歳の3人組MARBLE(マーブル・画像)。メンバーの身体は細いが、ガシガシとリフで押していく、実に太いブルースロック。グルーヴァーズっぽくて、かっこいいよ。で、ちょっと調べてみたら九州のバンドだったんだ…話訊けばよかったな。

KEEP ON!ナミさん

2006-10-15 00:23:00 | LB中洲通信2004~2010
金曜日。昼から駒沢で南正人さんの取材。
去年、今年とマガジン・ファイブから『KEEP ON!』『国境の南』の2冊に本が刊行され、若い世代にも改めて注目されているそうだ(そういう“時代”なんだけどね)。

まずは『国境の南』のあとがきにも書かれた、現在進行中のケルアック『オン・ザ・ロード』の翻訳の話から、放浪の旅、渡さん、エンケンさん、懲役、仮住まい、そして宇宙平和……最後は最近お気に入りの麻褌の話まで、撮影も含めてびっちり3時間、お話していただいた。
『アイデン&ティティ』の頃にみうらじゅんさんにインタビューして気づかされて、南正人さんの話を聞いて確信したのは、やはり人生で大事なのは「キープオン」ってことだ。書名にもなっているけれども、南さんほどキープオンを体現している人も少ない。キープオンし続ける生き方は困難を伴うが、その困難を楽しめ、と南さんは言う。詳しくは『KEEP ON!』『国境の南』を読んでいただくとして、特集もいい感じになりそうだ。

そして17時過ぎに南さんの家を出て、ライブがある国立の地球屋へ向かう。

酒場仕事

2006-10-14 23:52:05 | LB中洲通信2004~2010
木曜日。錦糸町の三四郎へ、北野さんと共に掲載誌を届けに行く。とても喜んでいただき一安心。どうやら定期購読者が記事を読んで店にも行ったそうで、これも嬉しい反応である。今度はどこへ行こうか、岐阜(今月、北野さんが仕事で行く)か大阪(今月、オレがサッカーを観に行く)か、広島でお好み焼きか、それとも静岡でおでんを食うか、てな感じでラストまで呑む。まだちょっと時間あったのでウインズの通りにある居酒屋へ入ってもう少し。

即身仏/とみ新蔵「鉄門海上人伝~愛朽つるとも」

2006-10-11 23:49:35 | Books
マガジンファイブから、とみ新蔵の『鉄門海上人伝~愛朽つるとも』が届く。
もともと鬼鉄と呼ばれるほどの無頼の徒ながら、江戸で流行した眼病を憂い左目をくり抜いて隅田川に投げ入れ祈祷、山形県の注連寺で石室に入ることなく信徒の前で即身仏になったという、物凄いお坊さん。71年に「週刊女性」(!)に連載され、鬼鉄が修験僧になるきっかけとなったヒロインとの出会いから死別まで、悶えるような恋愛物語であり(だから「愛朽つるとも」なのだ)、求道者のとにかく重厚な劇画であり……注連寺へ行きたくなった。

福田さん

2006-10-11 22:58:48 | LB中洲通信2004~2010
そして今日は、渋谷のヤマハ前で袴田さんと待ち合わせ、福田重男さんのインタビュー。バイオグラフィー的な内容なのだけれども、かなりトークのイケる人のなので、ちょっと時間をオーバーしてしまったが、楽しいインタビューになった。福田さんの才気溢れる雰囲気が伝わったきた。
また福田さんと本田竹広さんの不思議な因縁も知ることができた。世間は狭いよ(いや、広いけれども)。

ハンズに寄って、急いで帰って原稿。

久々

2006-10-11 22:51:50 | LB中洲通信2004~2010
昨夜は、GATEONEで福田重男さんのライブを撮影。この日は、梶原まり子さんとのデュオ。まり子さんを聴くのも、浅草以来だから結構経つ。まずはビールを一杯。ボトルを入れて、2、3杯呑んだところで、福田さんも到着しライブスタート。
途中から、後ろ髪を落とした(!)尾崎さんもいらして、久々にご挨拶。スツールに座るかと思ったら、いつの間にかカウンターの中に入って手際よく料理されてました。尾崎さんほど、「ちょい」のつかないモテオヤジ(失礼)の空気を漂わせている人もなかなかいないのではないか。
2ndセットの途中あたりで酔いが回ってきたのでカメラを置く。気がつけば石川早苗さんも来ていたり、店内に女子多数。結局最後まで。

お年頃/CHABO SOLO LIVE[MY WAY]

2006-10-10 05:14:57 | Music
仲井戸CHABO麗市、56回目の誕生日、ということでSHIBUYA-AXで恒例の、CHABO SOLO LIVE[MY WAY]。
前半は、6月のライブ「今日 歌いたい唄」テイストで密度の濃い構成。時事映像、若き日のチャボ、林ワタル氏の映像を挟みながら、<1970-80>、<1980-90>、<1990->、<SOLO1950->の4つのパートで、それぞれ古井戸、RC、麗蘭、ソロの楽曲を5曲ほどをMCなしに歌っていく。「今日 歌いたい唄」同様、たつのすけ氏がサポートで参加。これで終わってもまったく問題のない、完成度の高いステージだった。これだけで2時間ほど経っていたし。
これまでのバースデーライブと比較すれば、これほどわかりやすい構成もないのだけれども(しかもタイトルが「マイ・ウェイ」だし)、このあとがなかなか凄かった。
“第一部”が終わり、チャボは一度ステージから下がる。そして竹中直人から花束を受け取り、アンコールという名の“第二部”が始まる。「古井戸のパートで歌うのを忘れた」と『さなえちゃん』、そして清志郎の『夜の散歩をしないかね』でファルセットを聴かせ、さらにはシナトラmeetsシド・ヴィシャスな『マイ・ウェイ』、スプリングスティーンの『ハングリー・ハート』。直前にやった磔磔のライブ(all cover night! [Over and Over])でも歌ったのだろうか。ずいぶん盛りだくさんな内容になった。結局、今日も約4時間のライブ。
「そういうのやりたい年頃だからさ(笑)」とMCを封印した“第一部”。“第二部”ではその反動なのか、ずいぶんチャボのMCも快調だった。バースデーライブなんだから、“第二部”のノリでいいんじゃないかとも思うが、やはり「そういう年頃」なのか。

明日は『夢助』を買って来よう。

『今日歌いたい唄』、『CHABO SOLO LIVE 1998 LIVE SELECTION』購入。

第26節 ぐだぐだ

2006-10-08 16:03:41 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「あまりこういう記者会見でそういうことは今まで言ったことはなかったんですけど、まあ前半から非常に……そういう向こう寄りのジャッジというのは非常に目に付きましたし……まあ多くは語らないですけど、非常にアウェイで……非常に厳しい戦いを強いられたなという思いでいっぱいです。」(Sの極み 10月7日付け)

という健太にしては珍しいコメントを読み、深夜にBSの中継を観た。やはり現場で見ているとは違うのだろうけれども、それほどレフリングに極端な印象は受けなかった。致命的な見逃しはいくつかあったと思うが、それはJクラスのレフリーでは仕方がないことでもある。
現在、下位3チームで腹を括った残留を争い(残留圏内の15位以上に浮上する可能性はほとんどない)、スクランブル状態にあるセレッソと対戦するには少々軽くゲームに入りすぎたかもしれない。概ね自分たちのゲームはできていたと思うが、安易なミスが目立ったのも、前節の大勝が影響しているのだろう。優勝争い並に緊張状態にあるセレッソを相手に、緩みがあったと言われても仕方ない。
また選手交代での健太のメッセージも、どうも伝わってこない。
といいつつ、リアルタイムの文字実況を読んでいる限りでは、オレ自身も、ぐだぐだながらも、まあ勝つだろうと思っていたのも事実(千葉の不甲斐なさに憤りながら)。まさか残り5分で追いつかれるとはね。
もう一度締め直して、名古屋、新潟という中位相手の連戦をきっちりと勝ち、ガンバ戦を迎えたい。

モダン/野口博志監督特集

2006-10-08 15:04:52 | Movie/Theater
先月チャンネルNECOで放送され、録画しておいた野口博志監督特集を観る。
『俺の拳銃は素早い』『地獄の接吻』『愛慾と銃彈』『悪の報酬』『俺は犯人じゃない』『志津野一平シリーズ 謎の金塊』の6本。志津野一平役の河津清三郎もかっちょいいのだが、シリーズ1作目の『俺の拳銃は素早い』で女ボス役を演じた日高澄子がえらくかっこよくて感動した。めちゃくちゃ美人というわけではないと思うのだけれども、何であんなに魅力的なんだろうか。以前、片桐はいりさんにインタビューしたときに、古い映画の女優さんのカッコよさを語っていたのを思い出した(片桐さんは成瀬巳喜男監督『流れる』の栗島すみ子を挙げていたが…ついでに今更ながら誤植も見つけたが…)。

『RAW BLUES』『the london muddy waters sessions』、制服向上委員会『黒い瞳』『○でない少女の×な生活』『海賊娘』『今こそ立ち上がれ』『いつものように』『my generation』購入。

11月号到着

2006-10-04 22:58:34 | LB中洲通信2004~2010
11月号到着。
今月は音楽家の久石譲さんを特集。新譜がリリースされて、アジア各都市を回る冬のツアーも間もなくスタート。走り続ける第一人者、この人ほどトップで走り続けている人も少ない。しかもスピードも落とさずに。その理由がちょっとわかる特集になっています。
久石さん、ワンダーシティさんをはじめ、新日本フィルハーモニー交響楽団さん、サザナミレーベルの杉山さん、カマチさん、文我さん等など、ご協力者の皆様ありがとうございます。すでに1日より続々発送中でありますが。

次号も進行中~。

青物

2006-10-03 02:19:48 | Works
ポンチョを被っていたとは言え、ずぶ濡れになってしまったので日曜日は実家へ帰り、午前中に東京へ戻る。

16時から麻布十番にある揚田あきさんの店、「健康ドリンクバー 揚田.あき」の取材・撮影。基本的にはバーなのだけれども、豊富なメニューはことごとく健康ドリンク、いわゆる青汁テイストである。撮影の後、青汁(ストレート)、ブルーベリービール、青汁ラーメンをいただく。さすがにストレートはザ・青汁でちょっとアレなのだけれども(胡瓜でさえ苦手な青物嫌いなオレにとっては、罰ゲームに近い)、揚田さんのアイデアで、飲みやすく、食べやすくアレンジされている。
取材後、ゲップがやたらと出たのだけれども、ことごとく青汁の匂いが口の中に広がった……。