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マガジンファイブから、とみ新蔵の『鉄門海上人伝~愛朽つるとも』が届く。
もともと鬼鉄と呼ばれるほどの無頼の徒ながら、江戸で流行した眼病を憂い左目をくり抜いて隅田川に投げ入れ祈祷、山形県の注連寺で石室に入ることなく信徒の前で即身仏になったという、物凄いお坊さん。71年に「週刊女性」(!)に連載され、鬼鉄が修験僧になるきっかけとなったヒロインとの出会いから死別まで、悶えるような恋愛物語であり(だから「愛朽つるとも」なのだ)、求道者のとにかく重厚な劇画であり……注連寺へ行きたくなった。
もともと鬼鉄と呼ばれるほどの無頼の徒ながら、江戸で流行した眼病を憂い左目をくり抜いて隅田川に投げ入れ祈祷、山形県の注連寺で石室に入ることなく信徒の前で即身仏になったという、物凄いお坊さん。71年に「週刊女性」(!)に連載され、鬼鉄が修験僧になるきっかけとなったヒロインとの出会いから死別まで、悶えるような恋愛物語であり(だから「愛朽つるとも」なのだ)、求道者のとにかく重厚な劇画であり……注連寺へ行きたくなった。
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