徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ハマる/地球屋・南正人ライブ

2006-10-15 01:23:22 | Music
そして21時過ぎに南さん登場。
チナ・キャッツのメンバーも加わり、前半は『今夜はオーライ』に始まり、『海と男と女のブルース』、『こんなに遠くまで』。後半は『ローン・ゴーン・ジョン』で大合唱、『心のブーメラン』でバンドが下がると、最後はギター一本でニール・ヤングの『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』とジャニスの『ミーアンド・ボギーマギー』。ハマりすぎだよなあ……ということで23時まで。
湯川君の写真もかなりかっこよく撮れていた。

ちなみに南さんはリハで「本番ではやらないかもしれないけれども」と言い、『風たちは今』を歌った。『恋心』に収録されていて、過ぎ去りし“カウンターカルチャーの時代”の現在を歌ったオレも好きな曲で、インタビューでも挙げてみた曲名だったので、ちょっと嬉しかった。

今度はチナ・キャッツのライトショーも見たいな。地球屋もいい店です。

マーブル/地球屋

2006-10-15 00:54:21 | Music
19時過ぎに国立の大学通り沿いにある地球屋に到着し、エルさんにご挨拶。もともとは立川にあったが4年前に同地に店を移した、手作りの武蔵野の名店。エルさん曰く「ミュージシャンを食い物にしない場所を作りたい」という、デッドヘッズなロッキンバー。80年、国立に誕生した地球屋のバンド、チナ・キャッツと南さんは、いのちの祭り以来の付き合いだと言う。

まずは南さんのライブの前に、地球屋イチオシのバンドという、19歳の3人組MARBLE(マーブル・画像)。メンバーの身体は細いが、ガシガシとリフで押していく、実に太いブルースロック。グルーヴァーズっぽくて、かっこいいよ。で、ちょっと調べてみたら九州のバンドだったんだ…話訊けばよかったな。

KEEP ON!ナミさん

2006-10-15 00:23:00 | LB中洲通信2004~2010
金曜日。昼から駒沢で南正人さんの取材。
去年、今年とマガジン・ファイブから『KEEP ON!』『国境の南』の2冊に本が刊行され、若い世代にも改めて注目されているそうだ(そういう“時代”なんだけどね)。

まずは『国境の南』のあとがきにも書かれた、現在進行中のケルアック『オン・ザ・ロード』の翻訳の話から、放浪の旅、渡さん、エンケンさん、懲役、仮住まい、そして宇宙平和……最後は最近お気に入りの麻褌の話まで、撮影も含めてびっちり3時間、お話していただいた。
『アイデン&ティティ』の頃にみうらじゅんさんにインタビューして気づかされて、南正人さんの話を聞いて確信したのは、やはり人生で大事なのは「キープオン」ってことだ。書名にもなっているけれども、南さんほどキープオンを体現している人も少ない。キープオンし続ける生き方は困難を伴うが、その困難を楽しめ、と南さんは言う。詳しくは『KEEP ON!』『国境の南』を読んでいただくとして、特集もいい感じになりそうだ。

そして17時過ぎに南さんの家を出て、ライブがある国立の地球屋へ向かう。