明るくなる前にセブンイレブンでプラカードをネットプリントして来ようと思ったのだが、結局朝生を最後まで観てしまったので寝落ち。芝公園で受け取ったプラカードにちと手を加えてそのまんま使うことにした。こういうのも“合流”という。渋谷駅前で日の丸集団を横目に見ながらTwitter発デモの出発地点の代々木公園へ急いだ。
第2集団に混じって14時過ぎにスタート。本隊とは別の拡声器でオールドスタイルな絶叫を繰り返す鉢巻おばさんにはちと辟易したが、前日横浜で声を出してきたせいか、コールリーダーのリードにつられて自然と声も大きくなる。「ランキンタクシーさんがMCなら…云々」とか「党派性が…云々」という話は本当にどうでもいいことだと思うんだが、要はやるかやらないか、誰かがお膳立てするのではなくて、キミがそこで声を挙げるかどうかでしかない。単純なシュプレヒコールのリフレインはグルーヴになる。そして自発的なコールがそこここで生まれてくる。
歩道で立ち止まる人たちや信号待ちをしていた人たちの多くがパレードに携帯カメラを向ける。東電前のように報道のカメラは少なかったかもしれないが、渋谷や原宿には無数の「普通の人たちのカメラ」があった。これはこれで本当に意味のあることだったと思う。中にはよくわからないまま撮影していた人もいただろうけれども、その画像がどんな形であれ拡散していくのは決して悪いことじゃない。さまざまな「目」に触れる、触れさせるという意味で、渋谷という<東京の無意識>の中で存在をアピールした意味は本当にあったと思うな。
短い間に開催まで漕ぎ着けた関係者の皆さんお疲れ様でした。というか皆が関係者、ということなんだろうけど。
そしてまたこの動きは来週も続く。
素人の乱のチラシに尾崎の「卒業」の歌詞が引用されているんだが、これ、ますます<大人はわかってくれない>なんだよなァ…この日の渋谷駅前の日の丸集団が、いろんな意味であまりにも<大人>だったのとは対照的だと思ったりして…。
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