徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

担当者のコメントを読めば読むほど…/旧海軍日吉台地下壕地図

2013-04-26 22:07:49 | News Map

■旧日本海軍の地下壕と宅地造成部分
<太平洋戦争末期に旧日本海軍の中枢部が置かれ、沖縄戦や戦艦大和の出撃命令も出された「日吉台地下壕」(横浜市港北区)の入り口部分が、宅地開発により壊されようとしている。(中略)地下壕は03年に文化庁が調査し、全国の幕末以降の重要な戦争遺跡50件の一つに選ぶなど、文化的価値を認めた。だが、文化庁は「太平洋戦争中のものは保存すべきか判断が難しい」として、日吉台地下壕は文化財や史跡に指定していなかった。担当者は「学問的には価値があっても、見るだけで亡くなった親族を思い出すなど、戦争体験者の感情的な問題がある。多くの命が失われた悲惨さや、地下壕建設のために朝鮮人が強制的に働かされたという政治的要素もある」と説明する。横浜市教育委員会も「非常に重要な史跡」と認めつつ、調査せずに放置。市教委は宅地造成が始まってから慌てて今月17、18日のわずか2日間だけ調査した。「国の評価が出るまで待っていた。国が対策を取ると考えていた」と釈明する。慶応義塾は史跡としての価値を評価し、所有地内の地下壕は自主的に保存している。(中略)日吉台地下壕の調査を独自に進めている慶応大の安藤広道教授(考古学)は「戦後70年近くたち、戦争を伝えるのは人から物や場所に移っていく。地下壕をこれ以上、傷つけないでほしい」と保存を訴えている。>
(東京新聞2013年4月23日付 横浜・日吉旧海軍遺構で宅地開発/地下壕入り口解体危機/大和出撃の司令部 文化財指定なく)
※文化庁担当者のコメントを読めば読むほど、あなたのコメントしている意味だけでも十分保存するのが当然だと思うんですが…。

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