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徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ベビィフェイス、そしてヒールとの別れ/第21節 名古屋戦

2012-08-17 02:06:41 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
最近全然更新できていないが久々に書く。
“先週”の土曜日は久しぶりの静岡、久しぶりのホーム・アウスタで名古屋戦



前節広島戦の劇的勝利でチームはようやく未勝利ロードを脱し、さらにミッドウィークのナビスコカップ準々決勝・名古屋戦では広島戦を凌駕する、アディショナルタイムの逆転劇で準決勝へ進出した。いくらなんでもこんなゲームを続けていたらチームもサポーターも身が持たないので、健太時代のような“ウノセロ”が見たいところではあった。
そしてこの3週間で3回目の名古屋戦。ナビスコカップ敗退の雪辱戦という名古屋の目先のモチベーションも理解できなくもないが、こちとらは開幕戦での痛恨のPK負けのリベンジに尽きるのである。

もう6、7年の付き合いであるシーチケのご近所さんのおじさんはこの日は欠席で、隣にはゲーム中でも途切れることなく話し続ける解説屋の兄ちゃんが彼女を連れてゲーム観戦という実に悩ましい環境になった(何で解説したがりの連中ってのは2ちゃんあたりで仕入れたような中途半端な知識を自慢気に話すんだろうか…)。とはいえ、いつも以上にオレも吼えましたが(吼えるような席じゃないんですが)。何しろ主審は、去年の夏にアウスタ発狂のセレッソ戦を“演出”した松尾一氏だった。

ゲームは開始早々、名古屋のオウンゴールで始まった。すぐに同点に追いつかれたものの、概ねゲームを支配していたのは清水で、中でもジミーの動きは出色だったと思う。移籍の噂は流れていたものの、同時にここのところのコンディションの良さは記事やネットで読んでいたのだけれども、確かにそれを裏付けるような動きだった。
またトシと元紀が揃ってゴールを決めた。これは「自信を取り戻した」と言ってもいいような見事なゴールだった。
残念ながらジミーは今回もゴールを決められなかったが、ゲーム終了後の勝ちロコが終わってもしばらくひとりゴール前に立ち、涙を流しながらサポーターに挨拶し続けた。あまりの独壇場っぷりに「早くゴール決めろよ!」とは叫んだものの、そのときは、これが本当にジミーの最後とは思わなかった。
その日のTwitterでジミーは移籍をつぶやいた。
決して満足できるような結果を残したプレーヤーではなかったし、個人的にはそれほど感傷的になることもなく、正直記憶に残るのかも定かではないプレーヤーなのだが、あの夜のジミーは間違いなくアウスタ最高のスターだったのは間違いない。
いや、“いい人”なのかもしれないけれども、プレーヤーってそういうものじゃないし。

本来ならば移籍に発表されるたびにブログにも書くべきだったのだろうけれども、この夏はヴェルディに移籍したジミーの他にも岩下、枝村、辻尾らが移籍(レンタル含む)していった。
特に健太時代に、次代のエスパルスを背負う2005年組として加入した岩下、枝村が、年齢的にもこれからというときに移籍していったことは残念でならない。しかしアフシンの構想外になりかけていた枝村はともかく、岩下に関しては直前のプレーがあまりにも不安定過ぎた印象は否めず、移籍やむなしの雰囲気が漂っていたのは確かだろう。岩下はチームの魂になるべきプレーヤーだったと思うが、あれではどうしたって擁護のしようがない。
岩下はジミーとは違い、チームのヒールを自任していたのだから、それでも踏ん張って欲しかったと今でも思うけれども(移籍後にチームの状態が上向いて、自信を取り戻すってのはどんだけ皮肉なことだろう)。

一方でナビスコカップでも短い時間で結果を出した大学生の瀬沼(彼は本当に“持っている”のかもしれない)や六平など、来季正式加入予定のプレーヤーも徐々に決定し始めている。
選手ヲタの皆さんには気の毒だけれども、チームってのはやはり永久革命なんだよね。

次節はホームで実に素晴らしい戦い振りを見せてくれた鳥栖戦。決して楽な戦いになるとは思えないが、自信を取り戻したチームが鳥栖戦、そして後半戦をきっちり戦い抜いて結果を出してくれることを祈っている。



終了後は清水シャトルが予想以上に時間がかかってしまったので日帰りは諦め静岡で呑み(良く考えたら呑み代で新幹線に乗ればいい話なんだが)。久々におでん街に行って幸多郎のお母さんのところにも顔を出し、五輪サッカーの決勝を観る。良く考えたら去年の女子ワールドカップも静岡のネカフェで観たんだった。というわけで今回もネカフェで始発まで。

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