徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

5月に向けて/第9節 仙台戦

2014-04-29 06:14:11 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
アフシン「まったく理解できない! 献身さも足りないし、ミスばかり。ホームだぞ! 目を覚ませ! 男になれ!(中略)病院の(長沢)駿のために闘え!」(J's GOAL/仙台戦ハーフタイムコメント 2014年4月26日付

土曜日の仙台戦。プレーヤーは9番のシャツを着てピッチに現れた。開幕から一ヵ月半で駿はすっかりチームの中心になった…というよりも駿の無念に応えたと言った方が大きいか。得点だけではなく献身的なチェイスでチームのリズムを作り、4月の好調を支えていたし、何よりもシーズンはこれからだったのだから、表面上はともかく、本人の今シーズンに賭ける思いとあまりにも上々なシーズンインと、突然の大怪我に凹んでいるであろうことは想像するに難くない。
しかし前半はいくら何でも仙台が「守備的」にゲームに入ってきたとはいえ、イージーなミスが多過ぎた。アフシンじゃなくたって檄を飛ばしたくなるような内容だった。
その反面、これでは仙台の渡邉監督が目論むような「後半になったら相手も落ちる」というような状況にはならなかった。3月のナビスコカップ予選で大敗した仙台が序盤からそれなりのモチベーションでゲームに臨んでくるのは想像できる。前半は概ね仙台ペースで、これでは「後半になったら仙台も落ちる」、である。

この日、清水のシュートはわずか3本だった。それはそれで批判されなければならないとは思うけれども、しかし前節のキックオフ時点で清水の枠内シュート数はリーグ1位だった。
「シュート打て!」は、まあ当然の心の叫びだとして、枠内シュートはリーグトップクラスというのは悪くない(むしろいい)。勿論それは駿がいたチームで積み上げたもので、駿の不在をチームとしてどう修正し、バリエーションを増やしていくかという意味では、トレーニングで繰り返し、決して「高さ」に頼らなかった河井のゴールシーンはひとつの光明に見えた。

序盤戦が終わり、いまだに徳島を除く全クラブがぎゅっと固まったJ1はどこが抜け出すのかわからない。つまらない負けやドローで勝ち点を伸ばせずにスタートダッシュに失敗したが、現在6位とはいえ可能性だけでいえば、鹿島戦に爆勝し(これは確定)、さらに上位クラブの結果次第では2012年シーズン以来の首位にも立てる。
過酷な連戦が続くGWシリーズ、そしてナビスコカップ予選を含む5月の戦いは、2期ぶりの赤字解消のためにも、目標である平均動員1万6500人を達成するためにも(リーグの優勝争いとカップの決勝トーナメント進出は必須)、そして駿に<ヤマザキナビスコカップの決勝で、決勝ゴールを決めさせる>ための戦いになる。その前哨戦である今日の鹿島戦は大一番だ。カシマスタジアム、15時キックオフ。

3月、4月はまともにスタンドへ行けなかった。さすがに5月は真剣に観戦環境整えよう…。

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