マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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名張市本町・再訪、盆に食べるトビウオを売る名張市本町のいしかわ魚店

2023年10月12日 07時35分24秒 | 民俗あれこれ(売る編)
この年のホントビの仕入れは8月5日。

毎年の固定日でなく仕入れ先の奈良県中央卸売市場休場日は、制令が定める休日でなく、だいたいが水曜日。

稀に月曜とか、金曜、土曜に移動する場合もあるが・・。

5日に仕入れてすぐにホントビを求める顧客が押し寄せるわけでなく、10日前後がピークになる、と店主が話してくれた。

ただ、毎日が仕入れだと話していた店主であるが、ととやのいしかわ魚店の定休日は存じていない。

定休日の概念はある、と思うのだが・・。

今年は東京五輪の関係で8月9日は振替休日。

まさか、お休みでは、と思って、最も集中するであろうと判断した10日に車を走らせた。

お店の駐車場に停めさせてもらって、そこから見たととやのいしかわ魚店

シャッターを開けて売り物の魚を、通り過ぎるお客さんがすぐわかるように、昔ながらのPOP表示も置いて・・。



一瞬にしてわかったホントビの姿。

その姿は、奈良県・都祁白石の辻村商店、ならびここ名張の新町・矢の惣総合食品で売っていたトビと同じだった。

その横に、なんと身の厚いサバ。

日焼け、塩焼け、真っ黒けの刺しさば。

辻村商店から仕入れたんでは、と思ったくらいのそっくりさん。

いやいや、そうじゃなくて、ホントビも刺しさばも、奈良県中央卸売市場内で販売している松本水産㈱から仕入れた、と話してくれた店主。

まさか、私の住む奈良県大和郡山市内にある県中央卸売市場内で卸していたとは。灯台下暗しとは、こういうことだ。

先代の父親は、仕入れた生の飛魚から塩干物のホントビを作っていたころ。

漬物と同様、漬物桶に・・。

一枚、一枚重ねて塩漬けする開きの飛魚。

その塩の量の加減で、しょっぱさは強くもなるし、弱くもなる、と話してくれた。

「もう聞くことないか・・」といわれて、奥に入り込んだ店主。

体調がすぐれないのか、今日の応対は、ここまでだったが、自由に撮っていい、と・・・。

売値は、ホントビが350円。



刺しさばは、550円。

それぞれ、30枚に、10枚の仕入れ数。

年々、買ってくれる枚数が少なくなってきた。

購買者層は話してくれなかったが、2枚セットの人もあれば、1枚の人も・・。

(R3. 8.10 SB805SH撮影)


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