マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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都祁馬場農産物直売所・老婆の休日

2024年02月22日 08時00分32秒 | 民俗あれこれ(売る編)
奈良市の川上町から山越え。

須川を経て誓多林町に茗荷町。

まさに山越え、峠越えを繰り返す山行きロード。

小さなカーブ繰り返す山道に峠を越えてきた。

もうすぐ幹道に出る。

そのとき開けた地に集落があった。

小豆を干すお家もあればズイキも干していた民家に、思わず車を停めてシャッターを押した。

その地は上杣ノ川。

そこから幹道に出て、右折れした直後に出くわした道端の売り場。

さて、ここはどこなんだ。

売り子さんに伺った、ここは旧都祁村の都祁馬場。

年の4月にオープンした、というお店は”老婆の休日”。

売り子さんたちの年齢を考えた上でのネーミングが素晴らしい

この道は、過去何度も走行していた幹線道路。

まさかの道端店舗売りに、どのような商品を売っておられるのか、興味津々の入店。

あるある、食べたい野菜がいっぱい。

どれを選ぶか、迷うばかりの好みの野菜たち。

決めた買いの野菜は、3個で100円のハヤトウリ。

これ、めっちゃ美味いんやで。

スライスしたハヤトウリは天ぷら、炒めてチーズやピザソースかけ。

漬けもんもいいが、ハヤトウリの食感がイチバン。

もうひとつは甘くて美味しい100円売りのモロッコインゲン。

野菜、柿などの地産地消に餅、赤飯も売る”老婆の休日”。

売り場を撮らせてもらった。

”老婆の休日”を伝える書がある。



売りの地産地消を奨める言葉はなく、な、な、なぁんと山田道安に関する歴史を伝える文。

ここ”老婆の休日”の意図は・・・さて

お店を仕切る高齢?女性がいらっしゃる。

都祁馬場で売っている私たちは、隣村の荻、(※上・下不明)深川。

その女性は荻住民。

で、あるなら”刺し鯖“は、ご存じですか、と尋ねたら首を傾げられた。

こんな魚ですが・・聴いたが、まったく存じていないらしい。

実は、荻住民に、お盆の”刺し鯖“習俗を、今もしていると話してくれた家族さんがいる。

と、いうことは同じ地区であっても、されているお家もあれば、まったく体験してこなかったお家もある、とわかった。

ただ、その荻の女性は知らなかったが、横で聞いておられた深川の女性はしていた、と・・

胸は躍ったが、その中年層の女性がいうには、40年?ほど前まで。

あの塩辛い“刺し鯖”をイタダキしていた、と話してくれた。

(R3.11. 3 SB805SH 撮影)


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