我が家の貰いもの口紅シラン

一昨年の平成２７年６月６日だった。

わざわざ足を運んでくれた写真家のＳさんが我が家まで来て家に咲いていた口紅シランを持ってきてくれた。

前月に我が家で勢いがあるセッコクをさしあげたお礼の交換花。

ずいぶん昔に我が家の庭にも口紅シランがあったが、一般的なピンク色のシランに圧倒されて絶滅した。

たったの一株だったのか、勢力争いに敗れて消えた。

ピンク色のシランは嫌いではないが、清楚な姿の口紅シランを見たら、これに勝るものはないと思うぐらい。

貰った一年後。

昨年の５月、咲くこともなく貰った口紅シランは消えた。

我が家の庭土に馴染めなっかたのか、それともピンクの軍勢に圧されて負けたのか・・・。

とにかく日の目を見なかった。

それが、だ。

すっと伸びた花軸に白い花が咲いていた。

色は口紅のような真っ赤でもなく、薄紅色。

頬がほんのり、という感じのシランが咲いた。

咲いた口紅シランの画像を撮って元の所有者のＳさんに送った。

「昨年はシランぷりしていたのか、それとも咲かなかったのか、今年は咲いてくれました。ありがとうございます」と花画像を添えてお礼を伝えた。



それから３日後の口紅シラン。

最初に咲いた花は虫に食べられた。

その下になんとか咲いてくれた。

美しい姿はお気に入り。

来年、もっと株を増やして咲いてくれたら、いいな。

（Ｈ２９．　５．　９　ＥＯＳ４０Ｄ撮影）
（Ｈ２９．　５．１２　ＥＯＳ４０Ｄ撮影）