マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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御所市三室の行事

2014年01月13日 08時16分49秒 | 楽しみにしておこうっと
おふくろを住之江に送って目指すは御所市。

西名阪国道を降りた処からは渋滞。

ここが時間を喰う場所。

當麻・新庄を抜けて御所に入る。

途中の太田・兵家で知らせる地車巡行。

10月の第二土曜・日曜らしい。知りたい地は三室だ。

蛇穴から道路を隔てた西側にある地である。

三室を象徴する陵がある。

五代天皇だという孝昭天皇の陵がある。

こんもりとした森があるから判りやすい。近くまで寄ってみたが、集落内は軽自動車でも難しい狭い道。

旧村はどこでも同じである。

一角に居られた男性に声を掛けた。

調べていたのはススキ提灯。

話しによれば今年行われた葛城町の一大イベント。

ススキ提灯が一斉に勢ぞろいした。

その数はおよそ百基もあったと云う。

その内の2基は三室が出仕した。

上から2、4、4のススキ提灯である。

三室は新規に加わった新町を含めれば145軒。

マンション・アパート住民も含めた戸数であるが、旧村は今も昔も45軒ほど。

およそ3倍にもなった村の戸数であるが、自治会にも属さない家もあるらしい。

さて、ススキ提灯の出仕のことはと言えば、御陵の傍らに鎮座する孝昭宮から出発する。

提灯の組み立ては当日の朝9時ころから始める。

昼前には準備が整う。陽が暮れる時間帯に明かりを灯すススキ提灯。

三室では2基である。

お宮さんを出発したススキ提灯は村内を巡る。

伊勢音頭も唄われるらしい。

辻、辻で休憩をとりながら戻ってくるのは1時間半後。

お宮さんに入るから宮入りだと話す任期2年のK自治会長。

その名を知ったのは蛇穴に残されていた御湯釜の刻印にあった「和葛上郡三室村御湯釜 頭主米田磯七 文化十四年(1818年)九月吉日 津田大和大掾 藤原定次」。

同名であるが、三室には同じ名字が多いと云う。

(H25. 9.14 SB932SH撮影)


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