マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

国王神社大祭神事

2009年11月26日 07時13分51秒 | 十津川村へ
およそ30分かかった渡御は、到着すると神社の拝殿周りを出幸の儀と同じように三周する。

「そもそも当社は」の謡いに「万歳楽」と唱和する。

「文中二年 癸丑年 十月吉日 御鎮座まします 河津に国王 大明神は」と謡われると一説ごとに「万歳楽」の唱和が続く。

宮司、神官は本殿へ。

三役と三役の親は拝殿に座る。

警固ら一同は囲むように座る。

三役警固の甲冑武将だけは見守るかのように椅子に腰掛ける。

修祓、祓えの儀、祝詞奏上のあとは三役の出番となる。

河役の童子が背中に挿した扇子を取り出して一歩前に差し出す。

詞は発しない。

次ぎは御幣を持った津役の童子。

御幣を差し出し扇ぐような所作で上下に振る。

これを繰り返す。

差し出す向きは左から右へ、左から右へと移るが所作は同じ。

親王の御神霊に御幣を捧げ奉る所作であろう。

ただ、ツルベ持ちの宮役の童子は立っているだけで何の所作もない。

長い所作を終えると御幣は宮司に渡される。



それを神官が受け取って本殿に供える。

最後にツルベサカキも同じように供えられて玉串奉奠になる。

駐在さんの奉奠、小学生の斎賀奉唱もある例祭祭典はお渡りから既に3時間を経過していた。

その後は小雨降るなかの村の祭りに転じた。

(H21.11. 1 Kiss Digtal N撮影)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。