2週間前のヘモグロビン値は6.7だった。
極度な貧血状態にちゃんと歩けない。
腰に力が入らないし疲れて足が止まってしまう。
16日に出かけた標高650mの高地集落で行われた明日香村の宮座行事。
頭家宅で一年間祭っていた分霊のヤカタは一旦氏神社に戻られて、再びお渡りに出る。
受け頭家で迎える神送りの神事に山歩き。
急こう配の山道はそれほどの距離はない。
たかだか100mくらいの距離に足が動かない。
頭家渡りの様相を撮ろうとしても足は止まったままだ。
目と鼻の先にある氏神社を目の前にして何度も何度も立ち止まっていた。
その日から体調は戻りつつあった。
快便に快食。
心拍数異常も少なくなってきている。
血液検査の結果が実に楽しみな診察日。
朝9時の総合受付には間に合わなかったが、300mほどの平たん路歩きはラクラクだった。
2週間前の歩行は散々。
何度も、何度も途中で一休みせざるを得ない状態だったが、2週間後のこの日は嬉しい状態になっていた。
採血待ちはおよそ45分。
採血受付に発行された血液検査番号は2枚。
34番に続けて344番も呼び出しがかかった。
本日は循環器内科と消化器内科の検査だからそれぞれに採血がある。
採血容器は、循環器内科の3本に、消化器内科の2本。
多少時間がかかると思ったが、そうでもなくいつもと同じようなものだった。
貧血状態であっても採血は必須。
血の状態を診て判断するのは医師。
判定が待ち遠しいが、採血結果がわかるまではおよそ1時間半もかかる。
午前10時25分、マイク放送呼び出しに「たなかまことさん消化器内科云々・・」と男性医師の声が聞こえた。
順番が入れ替わって早くなったのかな、と思って受付に問い合わせたら、名前がよう似た人だった。
こりゃぁ耳鼻科も診察してもらわなあかんな。
午前11時35分、循環器内科の診察呼び出しがかかった。
さてヘモグロビンは‥‥。
結果リストを診たK循環器内科医師。
8.0を手前に留まった7.9だった。
こころもち足らないが・・2週間前の顔つきは悲壮だったと伝えるK医師。
今日は血の具合も良くなり穏やかな表情になってきた、と云ってくれる。
7月30日も落ち込んでいたが、2桁手前で留まっていた9.9。まだまだ不足している現状数値ではあるが、気分的には嬉しい数値。
ワーファリン錠はどうするか。
K医師の診断はPT-INR数値の判断になる。
この日の値は1.77H。
7月30日は2.22Hだった。
それ以前の値は1.76Hに1.87H。
特に問題とするものでなないと判断され、ワーファリン錠は、落とす必要性もなく、毎日の服用は継続の2.5錠とした。
ダラダラと出血していた排便時の出血がほぼピタッと止まった。
一週間前のことである。
お尻に突っ込んで腫れをしずめる軟膏剤の強力ポステリザン2gのおかげである。
出血は完全停止でなく、パラパラ散り出血が認められるが、出血といえる状態でもない。
便器にポツ、ポツを飛散する赤い点の数でもわかる。
完全に停止するまでは、もう少しの日数を要すると思うが・・貧血までは至らない飛散の赤い点なら大丈夫だ。
おかげさまで、一日2錠も服用していたワソラン錠。
数日前からはバラツキが生じる。
およそ40拍から58拍内に収まってくれば不要になるワソラン錠であるが、いつなんどきにまた徐脈症状になるかもしれない。
ここ2週間の状況である。
朝の起床から午前中いっぱいは徐脈状態であるが、昼食と晩食を摂ったときに心拍が一気に上昇する。
食事を摂るのに大きなエネルギーを使うようだ。
エネルギーとは駆け足でも起こる。
走れば心拍数は上昇するが、一服すればぐっと下がって平常値に戻る。
ところが私の場合は上昇したままになる動悸型。
それを抑えるために服用しているワソラン錠にいつも助けてもらっている。
現在、残っているワソラン錠は10錠。
68拍以上が続くとあっというまに消耗するから、とお願いしたら、次回の診察までは、まだ3週間もあるので追加してくださった。
以前もお話したというK医師。
実はこの9月末で退職される。
良きアドバイスをしてくれたK医師。
「後任にはきちっと伝えておきます」と云われるが、またまた主治医の交替である。
次回診察日は10月15日。
どなたが主治医をしてくれるのだろうか。
本日は、消化器内科の診察もある。
担当はO消化器内科医師。
当内科も血液検査の結果で診断であるが、ヘモグロビン値は、循環器内科結果と若干の違いがある。
結果は7.7。
いわゆる近似値であり、低いからといって問題すべき数値でなく、誤差の範囲内。
二つの結果から上位にある7.9を結論付けた。
軟膏処置が効いているから出血はほぼ留まり。
その状態を維持する鉄分補給はフェロ・グラデュメット105mg。
これまでどおりのプラス2錠を56日分継続する。
次回の診察日は11月19日の火曜日とした。
なお、O医師がいうには、手術するなら今は簡単になっているそうだ。
ただ、手術処置をするのは消化器外科になると念押し。
また、来年の2月5日はMR検査にCT超音波エコー検査が入っているから忘れないようにとこれまた念押し。
先月に検査した胃カメラ検査に大腸内視鏡検査結果ではがん細胞も見つからず、健康体と判断したが、胆のう検査は、進展状況を診たいから半年後の検査。
胆石状態を知りたいから、忘れはしません。
診察を終えて待合室にいたときである。
杖をついた男性の顔を見て、どこかで拝見したことのある、見覚えありの男性に声をかけたら「あんた誰・・」。
「写真家の・・」と云っただけで思い出してくれはったが、お名前が思い出せない。
「村は何処ですか」と尋ねたら「都祁」。
えっ、と思わず声が出たら「みなんしょっ」。
なんと旧都祁村の南之庄の男性に「ご無沙汰して申し訳ない」とお詫び申したら、「若いもんは継いでくれなかった行事もあるが、そうそう、蛇もやってる、で。
撮ってくれた大きな写真は家に飾っているし、ついこの前はお寺さん(※歓楽寺)のオハギもしてるし、柳生の若ぼんさんがきてくれてな~」と、いいかけたときに診察の呼び出し‥‥。
会計待ちにもお会いした男性は、平成19年1月8日取材に蛇送りをしていた副総代。
蛇を担いで、「祝おぅ 祝おぅ」の掛け声をかけながら村を練り歩いていた元副総代のYさんだった。
会計待ちの話題にゾーク(造営事業)。
「南之庄のゾークは来てくれたけど、来年は友田」。
出会った続きの話題は水分神社のゾークは壮大なものになるという。
まだまだ資金不足に氏子総代は百五十万円も寄進になるようだ。
杖をついていたのは腰痛。
村神主も総代も務めてきたが、毎月の清掃ができなくなった身体状況に今年の3月末をもって辞めたという。
また、来てや、の声に久しぶりに伺いたくなった。
(R1. 9.24 SB805SH撮影)
極度な貧血状態にちゃんと歩けない。
腰に力が入らないし疲れて足が止まってしまう。
16日に出かけた標高650mの高地集落で行われた明日香村の宮座行事。
頭家宅で一年間祭っていた分霊のヤカタは一旦氏神社に戻られて、再びお渡りに出る。
受け頭家で迎える神送りの神事に山歩き。
急こう配の山道はそれほどの距離はない。
たかだか100mくらいの距離に足が動かない。
頭家渡りの様相を撮ろうとしても足は止まったままだ。
目と鼻の先にある氏神社を目の前にして何度も何度も立ち止まっていた。
その日から体調は戻りつつあった。
快便に快食。
心拍数異常も少なくなってきている。
血液検査の結果が実に楽しみな診察日。
朝9時の総合受付には間に合わなかったが、300mほどの平たん路歩きはラクラクだった。
2週間前の歩行は散々。
何度も、何度も途中で一休みせざるを得ない状態だったが、2週間後のこの日は嬉しい状態になっていた。
採血待ちはおよそ45分。
採血受付に発行された血液検査番号は2枚。
34番に続けて344番も呼び出しがかかった。
本日は循環器内科と消化器内科の検査だからそれぞれに採血がある。
採血容器は、循環器内科の3本に、消化器内科の2本。
多少時間がかかると思ったが、そうでもなくいつもと同じようなものだった。
貧血状態であっても採血は必須。
血の状態を診て判断するのは医師。
判定が待ち遠しいが、採血結果がわかるまではおよそ1時間半もかかる。
午前10時25分、マイク放送呼び出しに「たなかまことさん消化器内科云々・・」と男性医師の声が聞こえた。
順番が入れ替わって早くなったのかな、と思って受付に問い合わせたら、名前がよう似た人だった。
こりゃぁ耳鼻科も診察してもらわなあかんな。
午前11時35分、循環器内科の診察呼び出しがかかった。
さてヘモグロビンは‥‥。
結果リストを診たK循環器内科医師。
8.0を手前に留まった7.9だった。
こころもち足らないが・・2週間前の顔つきは悲壮だったと伝えるK医師。
今日は血の具合も良くなり穏やかな表情になってきた、と云ってくれる。
7月30日も落ち込んでいたが、2桁手前で留まっていた9.9。まだまだ不足している現状数値ではあるが、気分的には嬉しい数値。
ワーファリン錠はどうするか。
K医師の診断はPT-INR数値の判断になる。
この日の値は1.77H。
7月30日は2.22Hだった。
それ以前の値は1.76Hに1.87H。
特に問題とするものでなないと判断され、ワーファリン錠は、落とす必要性もなく、毎日の服用は継続の2.5錠とした。
ダラダラと出血していた排便時の出血がほぼピタッと止まった。
一週間前のことである。
お尻に突っ込んで腫れをしずめる軟膏剤の強力ポステリザン2gのおかげである。
出血は完全停止でなく、パラパラ散り出血が認められるが、出血といえる状態でもない。
便器にポツ、ポツを飛散する赤い点の数でもわかる。
完全に停止するまでは、もう少しの日数を要すると思うが・・貧血までは至らない飛散の赤い点なら大丈夫だ。
おかげさまで、一日2錠も服用していたワソラン錠。
数日前からはバラツキが生じる。
およそ40拍から58拍内に収まってくれば不要になるワソラン錠であるが、いつなんどきにまた徐脈症状になるかもしれない。
ここ2週間の状況である。
朝の起床から午前中いっぱいは徐脈状態であるが、昼食と晩食を摂ったときに心拍が一気に上昇する。
食事を摂るのに大きなエネルギーを使うようだ。
エネルギーとは駆け足でも起こる。
走れば心拍数は上昇するが、一服すればぐっと下がって平常値に戻る。
ところが私の場合は上昇したままになる動悸型。
それを抑えるために服用しているワソラン錠にいつも助けてもらっている。
現在、残っているワソラン錠は10錠。
68拍以上が続くとあっというまに消耗するから、とお願いしたら、次回の診察までは、まだ3週間もあるので追加してくださった。
以前もお話したというK医師。
実はこの9月末で退職される。
良きアドバイスをしてくれたK医師。
「後任にはきちっと伝えておきます」と云われるが、またまた主治医の交替である。
次回診察日は10月15日。
どなたが主治医をしてくれるのだろうか。
本日は、消化器内科の診察もある。
担当はO消化器内科医師。
当内科も血液検査の結果で診断であるが、ヘモグロビン値は、循環器内科結果と若干の違いがある。
結果は7.7。
いわゆる近似値であり、低いからといって問題すべき数値でなく、誤差の範囲内。
二つの結果から上位にある7.9を結論付けた。
軟膏処置が効いているから出血はほぼ留まり。
その状態を維持する鉄分補給はフェロ・グラデュメット105mg。
これまでどおりのプラス2錠を56日分継続する。
次回の診察日は11月19日の火曜日とした。
なお、O医師がいうには、手術するなら今は簡単になっているそうだ。
ただ、手術処置をするのは消化器外科になると念押し。
また、来年の2月5日はMR検査にCT超音波エコー検査が入っているから忘れないようにとこれまた念押し。
先月に検査した胃カメラ検査に大腸内視鏡検査結果ではがん細胞も見つからず、健康体と判断したが、胆のう検査は、進展状況を診たいから半年後の検査。
胆石状態を知りたいから、忘れはしません。
診察を終えて待合室にいたときである。
杖をついた男性の顔を見て、どこかで拝見したことのある、見覚えありの男性に声をかけたら「あんた誰・・」。
「写真家の・・」と云っただけで思い出してくれはったが、お名前が思い出せない。
「村は何処ですか」と尋ねたら「都祁」。
えっ、と思わず声が出たら「みなんしょっ」。
なんと旧都祁村の南之庄の男性に「ご無沙汰して申し訳ない」とお詫び申したら、「若いもんは継いでくれなかった行事もあるが、そうそう、蛇もやってる、で。
撮ってくれた大きな写真は家に飾っているし、ついこの前はお寺さん(※歓楽寺)のオハギもしてるし、柳生の若ぼんさんがきてくれてな~」と、いいかけたときに診察の呼び出し‥‥。
会計待ちにもお会いした男性は、平成19年1月8日取材に蛇送りをしていた副総代。
蛇を担いで、「祝おぅ 祝おぅ」の掛け声をかけながら村を練り歩いていた元副総代のYさんだった。
会計待ちの話題にゾーク(造営事業)。
「南之庄のゾークは来てくれたけど、来年は友田」。
出会った続きの話題は水分神社のゾークは壮大なものになるという。
まだまだ資金不足に氏子総代は百五十万円も寄進になるようだ。
杖をついていたのは腰痛。
村神主も総代も務めてきたが、毎月の清掃ができなくなった身体状況に今年の3月末をもって辞めたという。
また、来てや、の声に久しぶりに伺いたくなった。
(R1. 9.24 SB805SH撮影)