マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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簾を梯子代わりするセミ、その後に生まれた蝉の抜け殻は六体に

2023年09月13日 07時19分59秒 | 自然観察会(番外編)
7月14日の午後4時前の北の窓。

こんな時間に気づいた外の世界。

窓の外に垂らした長めの簾。

家のひさしから垂らした簾の先。

ほぼ地面につながっているような・・

風が吹いて崩れることもなく地面スレスレに位置している簾。

北の簾に陽が当たるのは、西に夕日が傾くときだけ。

いわゆる西日が差す、という時間帯。

日差しを遮る簾の役目もあるが、北の隣家から見えないようにするのも簾の役目。

それが、なんと土中から誕生したセミが登る梯子でもあったんだ。

5日前、初鳴きしたアブラゼミの抜け殻が一体。



距離をとったもう一体の抜け殻は、クマゼミであろう。

可能性を考えられるセミの生まれた場所。

小さな穴が見つかった。

その穴の下。

つまり土中に数年間も暮らしていた幼虫のセミ。

蝉は、土中に7年間も籠って、8年目に巣立つ。

その蝉をモチーフに映画化されたと、勝手に思っていた原作が角田光代が発表したベストセラー小説「八日目の蝉」。

そのことはともかく、私が子どものころに教わった蝉の誕生。

親蝉が、土中に産卵。卵から孵化した幼虫が、成虫になり、広げた羽根を羽ばたかせて巣立つまで8年間。

どんな蝉も同じように思っていたが、違った。

専門家が織り成す昆虫・植物に動物のプチペデイア「NATURE&SCIENCE」ブログを拝見し、目からうろこ。

ツクツクボウシは、1年から2年間の土中暮らし。

アブラゼミなら3~4年。

クマゼミでも4~5年。

なんと、執筆者は知人の草柳佳昭さん。

出版社・山と渓谷社時代は編集者だった。

彼から打診された刺しサバ要件。

ご縁をもらって刺しサバをとらえた写真ならびにコラムまで執筆。

出版された山と渓谷社刊・著者池田陽子『サバが好き!旨すぎる国民的青魚のすべて』

アマゾンなどで現在も販売している、拝読したら鯖を食べたくなってしまうすごい本。それこそ目からうろこの『サバが好き!旨すぎる国民的青魚のすべて』である。

話題は、簾を梯子代わりに選んだ蝉に戻そう。

2体だった蝉の抜け殻。



やがて、というか1週間後の7月21日。

毎日の雨戸あけが、実に楽しみになった。



知らず、知らずのうちに、なんと六体にもなっていた。

(R3. 7.14、21 EOS7D撮影)


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