マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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初見の大和郡山ちんゆいそだてぐさ

2021年01月31日 09時19分45秒 | 大和郡山市へ
近くにおりながらなかなか行く機会がもてなかった大和郡山のちんゆい そだてぐさ。

都合をつけて出かける会場は郡山城址周辺。

周辺といっても郡山城址内である。

開催初年の第1回目が平成25年。

今年で7周年になる「奈良大和郡山現代工芸フェアちんゆい そだてぐさ」。

回を重ねる度に出展者も増え、そしてお客さんも増えてきた。

初めて足を運んだ会場を美味しさで彩る“食部門”。

どれもこれも食べたくなる美味しい香りに惹かれつつ潜った追手門(昭和55年復原)の向こうに爽やかな風に吹かれていた金魚模様を染めた大型暖簾。



ときには強い風に煽られる。

垣間見る情景に思わずシャッターを押すガラホ。

この場に立ち止まって記念の一枚を撮る人は少なくない。



ちなみに実行委員会の正式名称は「奈良大和郡山現代工芸フェアちんゆい そだてぐさ実行委員会」。

所在地は市内長安寺町にある「グラスデプト パンサラッサ」。

ガラス工芸職人の堀部信也さん経営。

何度かメデイアに取り上げられているようだ。

「ちんゆい そだてぐさ」の主はなんといっても、およそ90ブースにもなる陶芸、ガラス、木工、金工、染織などの“工芸・クラフト部門”を筆頭に“食部門”、“ワークショップ部門”。

今回で6回目になったブースは合計で150にもおよぶ。

一つ、一つのブース。

すべてをじっくり時間かけて見る人はいるのだろうか。

ブースに寄って作品を見る。

作家さん、職人さんにお会いして製作の思いとか苦労話を聞きたくなるが、150人の工芸士たちを伺っている時間もない。

偶然に出会った足もとの下駄。



よく見れば1本歯でできた下駄。

作者も履いているし、お客さんも・・。

試しにどうぞよろしくお願いいたします。

と言われて履いた女性は難なく歩ける。

思わず拍手をしたら照れていた。

作者がいうには殆どの人はぎこちない動き。

アイススケートも1本歯だが、縦位置だけに安定させるには難しいが、下駄の場合は・・・。

家具工芸科卒業2年以内の修了生たちによる木工作品を生み出す奈良県立高等技術専門校「つなぐ」ブース。

着物姿の作者も卒業生。

年齢、喰っていますが・・と、ご本人。



本業は「げ太郎」と称して一本歯の手作り下駄を売ることにしたという。

店舗は現在建設中とのこと、いずれ開店したら、その報告にインスタグラムとかフエースブックにアップされることだろう。

ふと目をあげて見ればミニチュアの一本歯の手作り下駄を並べていた。

おもしろいからと1個買った。



吉野杉で作ったちび下駄。

同じように見えてもで同じでないちび下駄。

悩みに悩んで手に取った

後日、ニュースによれば両日合わせて3万人にもなった、と盛況ぶりを伝えていたちんゆい そだてぐさ。

来年も出かけてみたくなる。

ちなみにげ太郎さんが勉学していた奈良県立高等技術専門校は、一度訪問したことがある。

次男も勉学していた専門校の卒業証書が要るとわかってお願いにきていた。

木工を学んでいたからげ太郎さんと同じ科目だったろう。

ちなみに、奈良県の伝統工芸士認定者は平成31年3月現在で63人(※うち物故者22人の認定解除者数含む)。

工芸品目数は、赤膚焼(※)、大塔坪杓子・栗木細工(※)、奈良団扇(※)、木製灯籠、くろたき水組木工品(※)、鹿角細工、大和指物(※)、笠間藍染(※)、東吉野杉・樽木工品(※)、吉野手漉き和紙(※)、高山茶道具(※)、神酒口(※)、神具・神棚(※)、奈良表具(※)、大和出雲人形(※)の15品目。

また、国指定伝統的工芸品(※)にあげている品目は、高山茶筅、奈良筆、奈良墨、赤膚焼、奈良団扇、奈良晒、木製灯籠、大塔坪杓子・栗木細工、吉野手漉き和紙、三方(宝)、吉野杉桶、くろたき水組木工品、大和指物、笠間藍染、神酒口、大和出雲人形、神具・神棚、奈良表具があり、奈良を代表する伝統工芸品に奈良一刀彫、奈良漆器、面がある。

(R1. 5.19 SB805SH撮影)


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