時間が丁度合えばいいのだが・・・
正月行事を調べていた京都南部地域。
御田祭や、ケイチン行事ともいわれる弓打ち行事。
さらにはお寺行事のオコナイなども調べたい。
奈良にいちばん近い位置にある京都南部。
奈良の行事、習俗からみて京都南部の類似例を探していた。
ネットに見つかった京都府相楽郡精華町菱田・春日神社。
弓打ち行事がある、と・・・
1月10日あたりにされるのでは、と推測して出かけたが、終わっていたようだ。
今日は大晦日の31日。
どなたか、氏子らがおられたら尋ねてみよう。
それぐらいのつもりでやってきた精華町菱田・春日神社。
到着時間は、午後2時過ぎ。
所定の駐車場に停めて、参拝兼ねる行事調査。
ここ菱田・春日神社には、砂もちとか砂撒きは見られなかった。
注連縄は、門松飾りに固定した葉付きの竹に、藁で包んだ竹に取り付けた形式。
これまで、私が調べた範囲内であるが、珍しい形態である。
さて、この藁を束ねたしめ縄。
昨年の令和2年の1月10日に訪れたときに見た祭具の残欠。
なるほど、このような形態でしめ縄をかけていたのだ。
理解できるしめ縄であるが、ほんに珍しい。
振り返り、見た手水鉢。
コロナ感染症対策に使用を禁ズ。
どこともでもないが、あるところにはきちんと抑えている手水の停止。
大勢の買い物客がやってくるスーパーやコンビニエンスストアなどの施設もまた、手洗い場は使えるが、洗った手を乾かすハンドドライヤーも使用禁ズ。
これでないといけない、ということではなく、それぞれ施設の判断。
その、手水鉢に刻印あり。
「文化十二年(1815)九月」は、奉られた日付け。
今から207年前。
寄進された人たちは、当時の若者。
今でいえば青年団或いは若者組だと想定される菱田の「若中(※他所では若連中表記もある)」。
「手指の消毒」は、神社備え付けの手指消毒剤。
そして、参拝は右側通行。
必要最小限のコロナ感染症対策に手を打っていた。
午後2時半、白衣を着用していた二人の宮守さんが動いた。
午後3時から行われる神事の前にしておく御供あげ。
これよりはじまる祭典は、年越しの大祓えのようだ。
御供あげされた宮守さんに、挨拶申し上げ、尋ねた弓始式の日程。
「基本、1月10日の実施であるが、村行事のとんど焼きの火番に消防士が待機せなあかん。その日が出初式に重なると、消防士は出初式に参加しないといけない。だから、菱田春日神社としてのとんど焼きができない。その対応に、令和4年は1月9日が出初式、と決まった。弓始式は、1月10日の成人の日になると思うが、確定的なことは本日、資料を持ち合わせていないからわからない」、と伝えられた。
ちなみに、本日の午後3時ころに来られる女性の宮司。
年越しの大祓えに御湯立神事をされるのだろうか。
夕刻時間が迫ってくる午後3時前。
見届ける時間の余裕もなく、ぎりぎり時間。
京都南部地域の調査はもう1カ所ある。
そちらを優先したく車を出した。
(R3.12.31 SB805SH/EOS7D 撮影)
正月行事を調べていた京都南部地域。
御田祭や、ケイチン行事ともいわれる弓打ち行事。
さらにはお寺行事のオコナイなども調べたい。
奈良にいちばん近い位置にある京都南部。
奈良の行事、習俗からみて京都南部の類似例を探していた。
ネットに見つかった京都府相楽郡精華町菱田・春日神社。
弓打ち行事がある、と・・・
1月10日あたりにされるのでは、と推測して出かけたが、終わっていたようだ。
今日は大晦日の31日。
どなたか、氏子らがおられたら尋ねてみよう。
それぐらいのつもりでやってきた精華町菱田・春日神社。
到着時間は、午後2時過ぎ。
所定の駐車場に停めて、参拝兼ねる行事調査。
ここ菱田・春日神社には、砂もちとか砂撒きは見られなかった。
注連縄は、門松飾りに固定した葉付きの竹に、藁で包んだ竹に取り付けた形式。
これまで、私が調べた範囲内であるが、珍しい形態である。
さて、この藁を束ねたしめ縄。
昨年の令和2年の1月10日に訪れたときに見た祭具の残欠。
なるほど、このような形態でしめ縄をかけていたのだ。
理解できるしめ縄であるが、ほんに珍しい。
振り返り、見た手水鉢。
コロナ感染症対策に使用を禁ズ。
どこともでもないが、あるところにはきちんと抑えている手水の停止。
大勢の買い物客がやってくるスーパーやコンビニエンスストアなどの施設もまた、手洗い場は使えるが、洗った手を乾かすハンドドライヤーも使用禁ズ。
これでないといけない、ということではなく、それぞれ施設の判断。
その、手水鉢に刻印あり。
「文化十二年(1815)九月」は、奉られた日付け。
今から207年前。
寄進された人たちは、当時の若者。
今でいえば青年団或いは若者組だと想定される菱田の「若中(※他所では若連中表記もある)」。
「手指の消毒」は、神社備え付けの手指消毒剤。
そして、参拝は右側通行。
必要最小限のコロナ感染症対策に手を打っていた。
午後2時半、白衣を着用していた二人の宮守さんが動いた。
午後3時から行われる神事の前にしておく御供あげ。
これよりはじまる祭典は、年越しの大祓えのようだ。
御供あげされた宮守さんに、挨拶申し上げ、尋ねた弓始式の日程。
「基本、1月10日の実施であるが、村行事のとんど焼きの火番に消防士が待機せなあかん。その日が出初式に重なると、消防士は出初式に参加しないといけない。だから、菱田春日神社としてのとんど焼きができない。その対応に、令和4年は1月9日が出初式、と決まった。弓始式は、1月10日の成人の日になると思うが、確定的なことは本日、資料を持ち合わせていないからわからない」、と伝えられた。
ちなみに、本日の午後3時ころに来られる女性の宮司。
年越しの大祓えに御湯立神事をされるのだろうか。
夕刻時間が迫ってくる午後3時前。
見届ける時間の余裕もなく、ぎりぎり時間。
京都南部地域の調査はもう1カ所ある。
そちらを優先したく車を出した。
(R3.12.31 SB805SH/EOS7D 撮影)