マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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水路土手堤の花立て

2017年02月08日 08時13分52秒 | 民俗あれこれ(葬送編)
庵治町の行事やカンピョウ干しを拝見して次なる町で出かけようとした。

庵治町集落の中央を南北に抜ける街道は古代の官道。

下ツ道である。

地蔵さんを抜けて南下する。

細い水路に沿った車路がある。

そこを南下していた。

その水路は北に向かって流れる水路。

やがて大和川に注ぎ込む。

その水路に土手堤がある。

土手の向こう側は畑地。

スイカやドロイモなどを栽培している畑だ。

手前はまだ栽培していない畑地。

何を植えるのか判らないが、綺麗に整地されている。

その手前にあった鮮やかな彩り。

オレンジ色の花があった。

黒い点々もあるからオニユリの仲間だろうか。



本数を数えてみれば3本もある。

膨らみかけた蕾の下は花が開いたオニユリ。

しかも、である。

パイプでこしらえた花立てに挿している。

そう思ったが、パイプではなく市販の花瓶のようだ。

これは一体何なのか。

十数メートル離れた位置にも花立てがあった。

黄色の花瓶である。

付近には祭る石仏は見当たらない。

ただ、とにかく堤防の面は草木もなく綺麗に整地されているのである。

雑草の欠片もないその地に何があったのだろうか。

付近に軽トラを水田近くに寄せた男性がおられた。

その人に聞いても、ここは田原本町の唐古。

所有地でないから存知しないという。

人為的に立てた花立てはもしかとすれば、であるが、水路で亡くなった人を弔う形ではないだろうか。

(H28. 7.16 EOS40D撮影)


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