この日のおふくろは、畠中医院の診察もあるし、松嶋眼科にお願いして目薬を処方してもらう手配がある。
ところが、昨年の11月に受診をしてから半年間も過ぎているので、先生に相談します、と‥‥その結果、本来なら5月が受診日なのでお渡ししますが、極力早く来診して再診受けてください、と回答を得た。
畠中医院の診察が、丁度、正午の12時前に終わったのでまだ間に合うと判断し、急行した曲がり角でそれが起こった。
御崎4丁目信号に、あわや、自転車と衝突事故を起こしそうになった。
長居公園通りの本道から信号を右折。
前方から走ってくる車の動きに注意しながら、ハンドルを右に切った。
小道に抜けようとした、そのときだ。前方は、ともかく右手に見えた自転車。
東西を敷設する歩道を走ってきた自転車はブレーキをかけることもなく突っ込んできた。
思わず急停車した、真横に・・・。
ぶつかりはせなんだが、停車した私の車に近寄り、何やら吠えたてている。
これはやばい。窓を閉め、ドアをロックする。
同乗にかーさんとおふくろが乗っている。
大声で喚きたてる。
その行動は、まさに脅し、だと思った。
若者の姿は、一般的な服装の若者でなく、一目でわかるチンピラ風の服装に、頭は茶髪だ。
その若者に絡まれた。
衝突は回避されたが、茶髪の若者は怒り心頭だ。
突っ込んできた自転車から降りた若者の行動。
ドアを開けようとする。
ノブに手をかけてドンドンと叩く。
声を荒げる若者から逃れたい。
そう思った恐怖の時間が始まった。
私も悪いが、貴方も悪い、と対話が成り立たない若者行動。
こんな場合は、ひたすら頭を下げて、両手を合わせ、祈るように、大きな声で聞こえるように「すみません、ごめんなさい」を繰り返す。
誤って済ませる相手ではないが、そうするしかない。
だが、私ら家族を開放する気はまったくない。
乗ってきた自転車を車前方に、立てよった。
こうすりゃ、車は前に動かせない。
バックギアを入れて逃げる手も無理な状態。
にっちもさっちも、どうにもこうにもの状態に、自転車をもって封じ込めた若者。
フロントガラスの前で電話をしだした。
どこにかけてるのか、さっぱりわからない。
ふと、思ったのは警察コール。
チンピラ風の服装に、頭は茶髪の若者に、それはあり得ない。
スマホ電話に出た人と話してる様相。
会話の一部からわかる、平常な具合でない、汚い言葉遣い。
その間も、ずっと「すみません、ごめんなさい」を繰り返すが、この場を離れない事態に恐怖感が走る。
家族に危害を加えないだろうか。
停車した場は、信号、横断歩道内。
行き交う車の運転者は、みななにごとかいな、というような表情で通り抜ける。
歩行者も居たが、誰一人、声もかけずに通り過ぎるだけ。
このトラブルに解決の道はあるのか。
不安、恐怖しかない。
スマホ電話が終ってからも、怒鳴りつける若者。
長い時間を待っていたのでもない。
しばらくしたときに現れたもう一人の若者。
やってきたのは、クリクリ坊主頭。
中学生に見えるその子は野球部員のような爽やかな男児。
威嚇する茶髪の若者に対して、「もう、お前もうやめとけ」と諌めて、制止させる行動をとっていた。
前方塞ぎに置いた自転車を歩道側に退けた若者。
運動部員と思われる若者の行動に光明がさしてきた。
そして、私に「早く行け」、と笑顔で目配り。
「ありがとうございます」と、頭を下げて場から去ったものの、ここは御崎。
中学生であれば、この校区に一番近いところに大阪市立住之江中学校がある。
我が母校であれば、今は閉校になった大阪市立南陵中学校。
3年間に亘って学んだ中学校は、ここ信号北西角にあった。
ガラの悪い生徒もいたが、当時、私を救ってくれた番長もおった。
チンピラみたいな生徒もいたが、番長が一喝したら、シュンとした。
そんな記憶が蘇ってきた。
またすぐにでも遭遇するわけにもいかず、一旦は周辺地域から離れて、あるところに車を停めて時間稼ぎ。
その時間は10分ほど。
はっしょうコトは覚めたと判断し、近くにある松嶋眼科へ向かう。
そこでまた遭遇でも、と思ってしまう恐怖に脅えながらおふくろを医院に降ろした。
処方してもらった目薬を、手に、やっと解放された感になった。
(R1. 7.22 記)
ところが、昨年の11月に受診をしてから半年間も過ぎているので、先生に相談します、と‥‥その結果、本来なら5月が受診日なのでお渡ししますが、極力早く来診して再診受けてください、と回答を得た。
畠中医院の診察が、丁度、正午の12時前に終わったのでまだ間に合うと判断し、急行した曲がり角でそれが起こった。
御崎4丁目信号に、あわや、自転車と衝突事故を起こしそうになった。
長居公園通りの本道から信号を右折。
前方から走ってくる車の動きに注意しながら、ハンドルを右に切った。
小道に抜けようとした、そのときだ。前方は、ともかく右手に見えた自転車。
東西を敷設する歩道を走ってきた自転車はブレーキをかけることもなく突っ込んできた。
思わず急停車した、真横に・・・。
ぶつかりはせなんだが、停車した私の車に近寄り、何やら吠えたてている。
これはやばい。窓を閉め、ドアをロックする。
同乗にかーさんとおふくろが乗っている。
大声で喚きたてる。
その行動は、まさに脅し、だと思った。
若者の姿は、一般的な服装の若者でなく、一目でわかるチンピラ風の服装に、頭は茶髪だ。
その若者に絡まれた。
衝突は回避されたが、茶髪の若者は怒り心頭だ。
突っ込んできた自転車から降りた若者の行動。
ドアを開けようとする。
ノブに手をかけてドンドンと叩く。
声を荒げる若者から逃れたい。
そう思った恐怖の時間が始まった。
私も悪いが、貴方も悪い、と対話が成り立たない若者行動。
こんな場合は、ひたすら頭を下げて、両手を合わせ、祈るように、大きな声で聞こえるように「すみません、ごめんなさい」を繰り返す。
誤って済ませる相手ではないが、そうするしかない。
だが、私ら家族を開放する気はまったくない。
乗ってきた自転車を車前方に、立てよった。
こうすりゃ、車は前に動かせない。
バックギアを入れて逃げる手も無理な状態。
にっちもさっちも、どうにもこうにもの状態に、自転車をもって封じ込めた若者。
フロントガラスの前で電話をしだした。
どこにかけてるのか、さっぱりわからない。
ふと、思ったのは警察コール。
チンピラ風の服装に、頭は茶髪の若者に、それはあり得ない。
スマホ電話に出た人と話してる様相。
会話の一部からわかる、平常な具合でない、汚い言葉遣い。
その間も、ずっと「すみません、ごめんなさい」を繰り返すが、この場を離れない事態に恐怖感が走る。
家族に危害を加えないだろうか。
停車した場は、信号、横断歩道内。
行き交う車の運転者は、みななにごとかいな、というような表情で通り抜ける。
歩行者も居たが、誰一人、声もかけずに通り過ぎるだけ。
このトラブルに解決の道はあるのか。
不安、恐怖しかない。
スマホ電話が終ってからも、怒鳴りつける若者。
長い時間を待っていたのでもない。
しばらくしたときに現れたもう一人の若者。
やってきたのは、クリクリ坊主頭。
中学生に見えるその子は野球部員のような爽やかな男児。
威嚇する茶髪の若者に対して、「もう、お前もうやめとけ」と諌めて、制止させる行動をとっていた。
前方塞ぎに置いた自転車を歩道側に退けた若者。
運動部員と思われる若者の行動に光明がさしてきた。
そして、私に「早く行け」、と笑顔で目配り。
「ありがとうございます」と、頭を下げて場から去ったものの、ここは御崎。
中学生であれば、この校区に一番近いところに大阪市立住之江中学校がある。
我が母校であれば、今は閉校になった大阪市立南陵中学校。
3年間に亘って学んだ中学校は、ここ信号北西角にあった。
ガラの悪い生徒もいたが、当時、私を救ってくれた番長もおった。
チンピラみたいな生徒もいたが、番長が一喝したら、シュンとした。
そんな記憶が蘇ってきた。
またすぐにでも遭遇するわけにもいかず、一旦は周辺地域から離れて、あるところに車を停めて時間稼ぎ。
その時間は10分ほど。
はっしょうコトは覚めたと判断し、近くにある松嶋眼科へ向かう。
そこでまた遭遇でも、と思ってしまう恐怖に脅えながらおふくろを医院に降ろした。
処方してもらった目薬を、手に、やっと解放された感になった。
(R1. 7.22 記)