マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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いただきもののイモモチに柚子・頭芋

2020年05月29日 09時36分00秒 | 大和の郷土料理
この日は、お家で作って食べるイモモチ取材。

大宇陀栗野に住むM家の作り方を拝見していた。

栗野に鎮座する氏神社。

岩神社で行われる亥の子祭りの日には、各家で作って食べていたが、今はずいぶんと減ったようだ。

取材を終えて帰ろうとした際、持って帰りと云われていただいた出来立てのイモモチ。

パックに詰めてくださった。

炊きたて、塗したて餡子がたっぷりのイモモチ。

自宅に戻ってすぐ口にしたかーさんも美味しいと云った。

サトイモの甘さがご飯に混ざったうえに餡子の甘さに包まれて、ほんまに美味しい。

サトイモの旨味を感じる行事食はここ栗野から南部の東吉野村の各地に見られる郷土料理でもある。

Mさんが自作した柚子もいっぱいもらった。



我が家ではたぶんに柚子風呂に供用されることだろう。

いただき物はもう一品ある。

サトイモの親分。

つまり親芋にあたるカシライモ。

充てる漢字は頭芋。



奈良県内の一部の地域で今も正月雑煮に見られるカシライモであるが、我が家ではザク切りして芋煮になるだろう。

美味しい郷土の味覚。

この場を借りて御礼申し上げる次第だ。

(H30.11.11 SB932SH撮影)
(H30.11.11 EOS7D撮影)