マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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野垣内春日若宮社伊勢海老注連縄

2008年01月01日 07時59分06秒 | 大和郡山市へ
昨日の28日に松飾りや注連縄を飾られた野垣内春日若宮社。

今日はご夫婦で丁寧に同神社を清掃されている一年神主さん。

拝殿にはお目出度い見事な姿の伊勢海老を取り付けた注連縄。

なんでも海老の造りものも注連縄も特注だそうで。

左側にはコメ、硬炭、勝ち栗を納めた御供にダイダイ。

五穀豊穣や長寿を祈願するものであろう注連縄に見惚れる。

当月の八日は毎年同一日に行われる住吉神社の鞴(フイゴ)の祭りだった。

早朝から八本の幟を立てて参拝者を待つがほとんど誰も来ないので淋しくなったと呟く神主さん。

隣町は鍛冶町。その町の氏神さんが住吉神社。

鍛冶屋さんは近年までは一軒あったが今はない。

その名残りの祭りは神饌や七品の御供を供えて今でも続けられている。

淋しくなったのは秋祭りもそうだ。

そのときに行われていた湯立神事はなくなったという。

稗田町から巫女さんがやってきて湯釜に笹を浸けて「さゆさー」と発声し振りかざすご祈祷の神事。

いつの頃かその方が亡くなりしなくなったそうだ。

(H19.12.29 V603SH撮影)