【ジャーナリズム】
権力の暴走を指弾する天敵を名乗りながら、じつは寄生種を意味する。
天敵というカンちがいを生む擬態こそが、寄生種の最大の生存戦略でもある。
いいかえると、この国固有のビジネスモデルともいえる。
という意味で、この国ではジャーナリズムの再定義が必要になっている。
【ユニクロ哲学、そのほか自称哲学】
「ビジネスピープル」の努力の総和が、最後にたどり着くゴール風景を指示する。
だれ一人幸せにしないこの荒涼感が、ビジネス界の止まらない劣化を象徴する。
【原子力的思考】
「停電は困るが、原子力は嫌だと、虫のイイことをいっているのが大衆である」
(日本原子力文化振興財団)―――
意訳するとつぎのようになる。
「国民益の最大化は思考の埒外だが、おれたちは大衆より偉いに決まってる、なっ」
【全体主義】
全体主義というより、本質的には「一部主義」を意味する。
全体の一部分だけ利してその他を食い散らかすことを目的に掲げられる。
看板に掲げられる最大綱領──「全体は個に優先する」
多様性を憎んで先鋭化する傾向は「日本人化」といった発想に顕著に表現される。
純化され肥大する自我の妄想的高揚感が、論理的矛盾(でたらめ)を埋め合わせる。
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