思弁的なものを知るには〈あれかこれか〉のほかに、
第三のもの、つまり〈あれもこれも〉および
〈あれでもこれでもない〉があることを知らねばならない。
──廣松・加藤編訳『ヘーゲル・セレクション』259、
*
昼と夜──
ともにしおれて壊れないように
あれかこれか
選択を迫るものをしりぞけるように
対立をほどき
ともにささえあうように
昼と夜を重ね合わせて糸を通し
新たな生地を織り上げるように
あれでもないこれでもない
あれもこれも、どいつもこいつも
全時間、全項連結して耕すために
どれでもない生の時間をあつらえ
第三領域と名づけてみる
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