イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

警察、三歳女児の虐待死を未然に防げず

2016-01-14 23:43:42 | 日記
 20代の実母と同居する男が、三歳の女児の顔に熱湯をかける等の果てに虐待死させていた事件が報道された。
内縁関係のこの男女は、三歳女児の虐待方法を携帯電話で取り合っていたと言うから驚きを通り越して、絶望的な気持ちにさせられてしまう。

イワン・アサノヴィッチには二歳半の孫娘が居る。可愛い盛りである。
虐待死させられたA子ちゃんの顔がTVで放映された。黒目の大きな愛くるしい女の子であった。ご冥福を祈ります。
何でこんな愛くるしい子が、こともあろうに実母らから虐待死されなければならなかったのだろうかと考えるとイワン・アサノヴィッチは狂おしくなる。 

 ところが、事件が起きる前に隣近所の住民たちが幾度か警察に通報していた事実が判明した。
そして二度も警察が事件のあった家を訪問していたのである。
しかし、警察はその女児には虐待による傷跡など具体的な物証がなかったとして、漫然と引き返していたのである。
住民からの通報時にきちんと捜査していれば当然のことながら、虐待死という悲劇は起こらなかった筈である。

 イワン・アサノヴィッチは以前に読んだ「桶川ストーカー殺人事件(清水 潔著)」を思い出した。
カネさへあれば何でも出来るという錯誤・偏狭思考の男にストーカーされていた女子大生が、警察に被害届けを出し告訴状を提出していたのである。
にも拘わらず、警察の漫然とした「前例踏襲」と「横並び」思考でまともな捜査が行われず挙げ句の果てに女子大生が殺害された事件を扱ったドキュメントである。
被害者は殺害をほのめかすストーカー男との電話録音を警察に証拠として提出していたにも拘わらず、悲劇的な事件が起きてしまったのである。

この二つの事件の共通点は、間接的に警察が二人の命を奪ったと言っても過言ではないのである。
警察という超閉鎖社会ではベテラン警察官ほど、「前例踏襲」と「横並び」思考とマンネリによる「予談・先入観」捜査に陥り易いのである。 

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