イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

ズキーン! 心休まること、他にないの?

2017-10-07 23:35:37 | 日記
 先日、次男一家と千葉県の鴨川に一泊旅行をしました。
次男一家には嫁と4歳の長女に1歳の長男が居ます。その日、日中は鴨川シーワールドでシャチやイルカ、アザラシ・ペンギンなどのショーを見学しました。
飼育員の指示に従いシャチやアザラシが実に良く動き「芸」の細やかさに驚かされました。
長女の志穂は大きな魚(シャチ)さんが人を乗せて泳いでいるとかペンギンさんが皆な同じダンスをしている・・・などと言って目を丸くしていました。
 昔、そう!次男たちがまだ小さい頃に我が家も一家五人で鴨川シーワールドに行ったことがありました。もう30年も前の話になります。
その頃は今ほどシャチやアザラシの曲芸はなかったように記憶しています。

夕食はホテルのバイキング料理でした。
軽く生ビールも飲んで、イワン・アサノヴィッチは孫たちに囲まれ、楽しく暮れる夕餉のテーブルに至極ご満悦でした。
話はお説教っぽくなりますが、イワン・アサノヴィッチは最近『普通で良い、健康であれば』と独り言とも思える言葉を口にすることが多くなりました。
こうやって、たまにですが子や孫と一緒してイルカのショーを楽しみ、ホテルの夕餉(げ)に舌鼓を打てれば、其れでいい・・其れでいい・・・と心の中で言っているのです。

賑やかで楽しい夕食が終わりました。イワン・アサノヴィッチは食後の一服のために、喫煙所に行きます。部屋の鍵を持って先に帰るように告げました。
『ジイジはタバコを吸いに行くんだって、志穂ちゃん!駄目だよね~』とバアバの皮肉が飛び出します。
イワン・アサノヴィッチは、志穂に向かい『タバコはね身体にはチョットだけ悪いのだけれども、でもねタバコを吸うとジイジの心は休まるんだ。』と、努(つと)めて明るい調子で穏やかにそして、どのみちタバコが精神的な安定感をもたらすなんて話は4歳の子どもには理解できないだろう、と言う上から目線で余裕を持った調子で言いました。
「心が休まる」なんて言葉の深い意味だって志穂には理解できるはずがない、しかし何かしらジイジが穏やかに告げるからには何らかのメリットがタバコには在るのかも知れない、というニュアンスは伝えることが出来る筈、というのがイワン・アサノヴィッチの遠謀深慮・計算だったのです。
志穂はイワン・アサノヴィッチの話をジッとして聞いていました。そして曰く・・・
『心が休まること、タバコじゃなくて他には無いの?』
ええ??ズキーン!! ・・・でした。
まさか4歳の子どもから、かくも深い追及の言葉が出て来るとはイワン・アサノヴィッチは思ってもいませんでした。
よくぞ言った! カミさんと次男夫婦はそんな風に思いながらでしょう、笑っていました。
イワン・アサノヴィッチは暫し立ち直れませんでした。

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