高校の必修科目になっている教科を意図的に外していた学校が続出したニュースは記憶に新しい。
私は、高校生の学習能力が低下していて、十分に教えきれなかった結果だと思っていた。しかし、驚いたことに、事実は逆で進学校や東大入学者を大量に送り込んでいる有名私立高校でこの未履修問題の存在が明らかになったのである。
すなわち卒業後、人生や生活に必要な糧となる教科・科目(社会科系や実技科系)を意図的に未履修にさせ、その分を大学入試に必要な英語・数学・国語系の時間に割り当てたのである。
学校間競争が熾烈になっている昨今、有名大学に合格させると言うことは、教育関係者という鉄面皮の輩(そして残念ながら少なからずの親たちも入っている)にとっては、もってこいの 「学校教育の成果」と映るらしいのである。
教育における成果とは一体なんなんでしょうか?
成果で競争し、学校が父兄によって選ばれることを是認する文科省の役人も、未必の故意の共犯者のように思えて仕方がない。
教育という場に、『競争のないところに成長なし』だとか『格差や差別化はあって当然』などという、企業や経済・市場の論理を無定見に当てはめているのではないだろうか。
声高の喧伝に右へ習え的に煽られる日本人の”悪ノリ”の一例である。
やはり段落区切りや改行は入れた方が良いです。
「高校教科未履修問題」
高校生側から「バカヤロウ!なんで俺たちに世界史を教えてくれなかったんだあー!」
って声がもっと上がれば面白いのに・・・
ブログ開設おめでとうございます。
やりましたね!!
これから、寄らせていただきます。激しい?主張を楽しみにしております(笑い)。
深夜のコメント有り難うございました。
イワン・アサノヴィッチの激しい主張を楽しみにして下さる由、図に乗ってしまいそうです。
いい歳をして、少しは丸くなれ!という声が聞こえてきそうな気がします。
しかし、決して控えめとは言い難い、この自己主張が無くなる時…、イワン・アサノヴィッチもお仕舞いかななんて、一方では考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。
さて、さっそくコメントします。
有名大学に進学させることが良い事なのか悪い事なのか、僕にはわかりません。
ただ、いままで経験してきたことから言えることは、「どこの大学を出ているか」で、就職するときの選択肢に差が出てくると思います。
例えば、女子アナになりたいと思ったら、やっぱり大学は出ていないとなれないでしょう。一流企業に勤めたいと思ったら、それなりの大学を出ていないと採用されないのではないでしょうか。
会社に入ってしまえば、学歴なんか関係ないんですけどね。
「会社に入ってしまえば、学歴なんか関係ないんですけどね」
私の周囲にも有名な大学を出て、立派な人がいます。中学や高校を卒業した人にも立派な人がいます。
ソニーでは面接試験のとき、試験票に出身学校をわざと記入しないそうです。人を判断する時に、余談・偏見・先入観で判断することを排除するためだそうです。
そういう動きも一方では生まれてきています。