イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

鳥越俊太郎、吼える

2010-05-03 14:42:19 | 国際・政治

 鳥越俊太郎が『オバマ政権は普天間基地の移設先を自分で探すべきだ。』と吼えた。(4月26日:テレ朝・スーパーモーニング) 全く同感である。

戦後の自民党長期独裁政権は日米安保の固い絆などというくすぐったい事を長いあいだ言っていたが、その実は「米国世界戦略用基地提供条約」という中味を隠し続けていた。その特徴は不平等・対米従属・売国的・反共宣伝付きと言う至ってお粗末なものであった。

鳩山首相は「対等の日米関係」を標榜し「駐留なき安保」まで歩を進めた発言をしていた。イワン・アサノヴィッチは保守の中にもこれほど清新的なことを言う人間がいたのかと驚かされた。

ところが岡田外相や北澤防相はゲーリー国務次官補らに怒鳴られ、空くんでしまい出足から躓きぱなしという情けなさである。

二人は2階に上った鳩山首相の梯子を撤去してしまったのである。鳩山には子分を怒鳴って梯子を元どおり設置させる指導力がないのである。

同番組の中で、保守系の評論家が中国艦船が東シナ海を回遊している脅威論をぶっていたが、鳥越はすかさず『普天間の海兵隊はアフガンに行っていて日本の防衛のための駐留をしている訳ではない。』と反論したのも良い。

昔から今なを、御用学者や御用評論家は「ソ連脅威論」「中共脅威論」「北朝鮮脅威論」を無垢な国民に対してアジッている。

前の参院本会議で自民党の川口元法相がそんな古典的反共主義ないしはアメリカのポチ的なスタンスで質問にたったから滑稽である。案の定、「安保のお陰論」を展開し、自力防衛で適地攻撃能力を持とうとすれば莫大なカネが掛かると述べる。

自己陶酔した川口婆さまは『アメリカの青年が日本のために血を流した』と珍述。朝鮮戦争しかり、ベトナム戦争・イラク・アフガン戦争で流された米兵青年の血は決して日本のためではなく、米国自身の世界戦略構想のもとで流された血なのである。

その間、日本は「思いやり予算」を始めとして様々な莫大な経済的負担をアメリカのために強いられてきた。

中曽根元首相がそんな日米の関係をペロッと喋ってしまったことがある。即ち、日本はアメリカのための「不沈空母」である発言だ。話しはことほど逆である。

戦後、米兵による性犯罪・暴行・ひき逃げで幾多の婦女子を始めとした”血”が流されたか、売国奴的な婆さま政治家にはきっと知る由もないのであろう。


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