イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

馬脚を現す自民知事 道知事に北電のカネ

2011-09-10 14:51:49 | 国際・政治

 原子力発電所設置のTM(タウンミーテイング)で全国各地の電力会社が、経産相・原子力保安院や知事らの「やらせメール」の指示で「やらせTM」をしていたことが判明している。

福島原発事故の収束もままならない時期に、北海道泊原発3号機が道知事(高橋はるみ)の了解のもと営業運転を再開した。

しんぶん赤旗(2011年9月7日付け)が、道知事に対して北海道電力の役員からの献金(6年間で244万円)が恒常的に行われていることを報じた。

会社は関与していないと北電は無関係を装っているが、会長以下役職ごとの金額が毎年同じように決まって献金しているのだから構造的なものであり、”盗人猛々しい”話しである。

静岡県の川勝平太知事は『知事の後援会長がなんと北電の元会長とか、個人献金は会長、社長、副社長以下順番に定額をずっとなさっているとか、知事ご自身が経産相のご出身である。』と指摘。

見事な”トライアングル”!である。 これをして「政官財癒着」と言わずしてなんと言うのだろうか?

かって、故・青島幸男氏(放送作家、元東京都知事)が、自民党は財界の男メカケと喝破した。抗議をされても困るから最初に断っておくが、高橋道知事は女性であるから、さしずめ”財界の正真正銘のメカケ”であろう。

高橋道知事は静岡県知事の指摘に対して、『いろいろ変わったことを言われる方だからコメントしません。』と引かれ者の小唄三昧である。

尤もこの辺が自民党知事の自民党知事たる由縁であろう。佐賀県知事しかり。宮城県知事・沖縄県知事らにも国政は民主党政権なるがゆえの政治的弛緩が見え隠れする。

共産党の真下紀子道議は『静岡県知事の話は常識的なものです。これだけ北電から献金を受けていれば、泊原発の運転再開はしない!という選択肢はないのだろう。』と指摘。

イワン・アサノヴィッチは県庁の公共事業職場の役人を40年つとめて定年退職した。

自身担当した業務の殆どの事業や工事現場には、「利権」が張り付いていた。手繰って行くと必ず自民党の県議や国会議員の名前が浮かび上がってきた。

福島原発事故で明らかになったことは「原子力ムラ」という「政官財癒着」の実態だ。自民党長期独裁政権下の悪しき構造システムである。

原子力に限った話しではない。日本全体が国・県・市町村にいたる隅々までが、隈無く汚染され、戦後60年という永きに亘って染み付いてしまった構造である。

この大震災の復興を契機にして、新生日本が生まれる明るい望みが、あちこちの分野・地方で現れている。雨降って地固まるの理(ことわり)なのであろうか。

繰り返すが、既得権の守旧を旨とする自民知事などには、再生日本などとうてい望むべくもないことだけは確かなことだ。


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