本人のこと、家族のことについての質問を一通り受けて、今できることを伝えた。
今の状況に区切りをつけ、方向を定めるための最低限のアドバイスだ。
なんとなく楽になった気がする、と少し歯切れの良くなった声を聞いて電話を切った。
セッションが終わって2時間半。
<なんか腰から上が軽い感じがしています。 気持ちがスーッとしているというか。>
という連絡が届いた。
憑き物の問題は終わっただろう。
翌日には、
<今日はとても身体が軽い感じがしています>
と来た。
さらに翌日。
送られてきた唐突な言葉に驚いた。
<いろいろ気付かせてもらいました。先生に全て頼ってしまってましたが一番は自分なんだと>
とあった。
とても大切なことだけれど、僕はそのことには全く触れていない。
セッションが終わってからの二日間、彼女が生活し、人と接する中で得た気づきだったのだろう。
自分が体験する中で得た気づきは本物として根付く。
今後ピンチに陥っても、迷わない方へ支えてくれるものになるだろう。
今まで朝が辛くてギリギリまで布団から出られなかったのがスッキリと起きられるようになり、職場でも雰囲気が変わったと言われたそうだ。
周りからみてそう思われるなら、間違いなく憑き物など落ちている。
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