鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

素麺の茹で方

2022-07-12 21:46:26 | 食・料理

どんよりとした曇り空。

夜から本降りの雨。

 

昨日、某・国営放送Educationチャンネルの料理番組に、土井善晴さんが出演していて、素麺のゆで方と素麺にあうおかずを紹介していて、ただ茹でるだけ・・・かと思っていたけれど、丁寧に作るって、こういうこと???と思いました。 

土井さんは、シンクに素麺のゆで汁を捨てるときも、シンクに熱い思いをさせてごめんね・・・と謝ったり。

あの柔らかく上品な船場言葉で、穏やかに、素麺を茹で、夏野菜のおかずを作っていきます。

 

素麺は、茹で上げて、完全に冷える迄、素手で触ってはいけない・・・(手の匂いが、麺に移る)、麺が完全に冷えたら、冷水の中で、もみ洗いして、油を落とす・・・。

そうなのか・・・知らなかったよ・・・。

・・・と言う訳で、本日の夕餉に、素麺を茹でてみました。

 

素麺・・・。

亡母の一番の好物。

土井善晴さんの茹で方で、美味しい素麺食べさせてあげたかったよ・・・。

 

素麺・・・と言えば、作家の宮尾登美子氏が、エッセイ(・・・このひとは、随筆って言う方が、似合うんだけれど)で、夏の昼食には、素麺がなくては、ならないもので、毎日素麺を食している・・・なんてことを書かれていて、でも、宮尾氏が食す素麺なのだから、超特級品なんだろうなぁ・・・と思っておりました。

素麺もピンキリで、国産小麦の手延べ素麺などは、値段が高くて、ちょっと手が出なかったりします。

炎暑の昼食。

素麺程、美味しいものはないだろうなぁ・・・。

茗荷、葱、生姜に、かつおだしたっぷりの麺つゆ。

本当に、コレだけで充分な気がします。

 

若かりし頃は、素麺なんて、特に美味しいものとは、思わなかったのだけれど。

夕食に素麺だと、ガッカリしたことさえありました。

食べ応えがない・・・というか、お腹が一杯にならない・・・というか・・・。

 

年齢を重ねると、やはり夏は、素麺なのだと思います。

 

 



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