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映画:シャイロックの子供たち

2023-02-19 13:14:34 | 演劇・映画

朝方は晴れていて、昼前頃から、ポツリポツリと雨。気温の高い暖かい日曜日。

・・・母が亡くなったのは、日曜日の朝。

なんだか、日曜日の朝は、早く目が覚めてしまっていたけれど。

 

昨日(18日)は、転居先へ。

知人の確定申告のお手伝い。

拙宅にインターネット回線が開通したし、広いテーブルもあるので、作業には、都合がよかったので。

作成後、県央の税務署ゲート前の白ポストに投函。

 

そのあと映画『シャイロックの子供たち』を鑑賞。

 

池井戸潤に、金融関係の物語を書かせたら、やはり右に出るものは、今のところ居ないような気がする(或る書評によると、『金融腐蝕列島』が最高で、で、半沢直樹など生温い・・・っていうのがあったけれど、どうなのかは、わからない)。

 

映画の冒頭は、シェイクスピア舞台劇の『ベニスの商人』から始まる。

強欲なユダヤの金貸し・シャイロックは、借主のアントーニオの旨の肉1ポンドを借金の担保として、合法的に殺害しようとするけれど、婚約者のポーシャによって、胸の肉1ポンドを切り取るさいに、アントーニオの体内の血液1滴でも流してはならぬというトンチみたいな判決を言い渡す。

『ただカネを返せば、いいってもんじゃないんだよ。』

 

『やられたら倍返し!』のキャッチフレーズ通り、腐った銀行組織の中で、ギリギリの詐欺行為。

巨大銀行組織内で、消えた10億円の謎。

バレたら、即アウト!15億円の耐震設計不良物件であるビルを売り抜け!

スクリーンには、ぴちぴちと飛び跳ねるような元気な阿部サダヲ。

逆境でも、絶対ヘコまず、人当たりの良さと頭脳で、やられたらやり返す。

 

現実に、ここまでうまく行く保証は、たぶん殆ど無いんだろうなぁ・・・。でも、まあスクリーンだし。

 

子役美少年で、デビューし、引退して、復活を遂げた忍成修吾。

銀行内のパワハラで、精神を病み、50億円の融資依頼があったと上司に報告したものの、相手は、お稲荷神社の狛犬さん・・・だった・・・というメンヘラ役。サイコパス役だとか、このひとは、最高だ。

美少年卒業だわね・・・。

 

上戸彩、可愛い銀行員。10億円紛失の序奏として、100万円横領の濡れ衣を着せられるけれど・・・。

 

起こっている事件は深刻なんだけれど、なんだか、笑えてしまう・・・やはり映画は、そういうラクに見られるものがいいかな・・・と思った次第で。

 

 



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